tQy

プリンシプル

長所も短所も丸呑み

人間の思考というのは非常に危ういバランスによって成り立っている。師の短所に見える部分も実は健全な思考の支えになっているのだ。長所だけ真似しようとしても、それこそハリボテになってしまい、うまくコピー出来ない。長所も短所も丸呑みして初めて師の…

2011_03_06_log

買い物と読書で終わってしまった。 もう少しモデリングの練習したかったなぁ… 小津の本は面白かった。ちょっと抜粋。 ぼくの生活信条として、なんでもないことは流行に従う。重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う 「どうでもいいことは、ひとのい…

自制と継続、そして機を見るということ

ポスターを貼って生きてきた。 就職せず何も考えない作戦で人に馬鹿にされても平気で生きていく論作者: 笹目浩之出版社/メーカー: パルコ発売日: 2010/10/28メディア: 単行本 クリック: 16回この商品を含むブログ (7件) を見る職業人としてとても共感しまし…

なぜ、新人に忘年会の手配をさせるのか?

忘年会の季節ですね! 今日は、忘年会の手配に右往左往する新人のみなさんが、たぶん持つだろう疑問、 なんでおれが(私が)この忙しい時にこんなことしなければならないの? という問いに対して、私なりに回答いたします。(この手の疑問は私も昔たくさんあ…

大丈夫。勉強はきっといつか役に立つよ

半月以上経ってもも、気になる言葉がある。 「ワークショップはとても楽しかったが、職場に帰るとそれを活かすチャンスがない」 懇親会への道すがら、参加者のひとりがつぶやくように発した言葉だ。 気持ちはわかる。私も若い頃そう思っていた。 自分ならこ…

いつもすっきりするとはかぎらない

ダークライン (Hayakawa novels)作者: ジョー・R.ランズデール,Joe R. Lansdale,匝瑳玲子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2003/03メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る多分、雑誌・映画秘宝の、映画化して欲しい小説特集から…

誰に、真っ先に、金を払うか?

繰り返し、人に話す話がある。 「誰に、真っ先に、金を払うか?」 という話だ。 大学生のころ、信販会社でアルバイトをしていた。信販会社っていうとクレジットカードを発行したり運営している会社のことですね。そこで、督促の電話オペレーターの仕事をして…

良いスタッフとして第一の才能

今野裕一やペヨトル工房について、説明しなくてはわからないというのが、もはや現代なのだろう。しかし『夜想』について、私ごときが語ることはほとんど何もない。そんなに何冊ももってないしね。だいたい、80年代のサブカルチャーシーンの中でのペヨトル工…

江崎の黄金律

今までの行きがかりにとらわれてはいけません。しがらみを解かない限り、思い切った創造性の発揮などは望めません。 教えはいくら受けても結構ですが、大先生にのめりこんではいけません。のめり込むと、権威の呪縛から逃れられなくなる。自由奔放な若さを失…

5つ揃え

マーチャンダイジングということばは最近聞かなくなった。同じようなことはたいていマーケティングという言葉で用が足りるような気がする。それでもなんでか気になって調べたときにファイブ・ライトという言葉があった。 3や4は多いけど、5個揃えるというの…

優秀なプログラマに必要なスキルは

優秀なプログラマに必要なスキルは、 不精 怠惰 傲慢 の3つだそうだ。 今日のデザイナーにもそれは当てはまるのではないか? 高解像度で、たくさん描くのが面倒だから、モデリングやスケーラブルなデータを作るし、怠惰だから積極的にマクロやバッチを使い自…

「なつひさお」と「たなかやすお」

強迫的な確認行為の原因となる「なつひさお」 な…悩んでいる つ…疲れている ひ…ひまで さ…寂しい お…お金がないorお腹がすいた こういう状態のとき精神的に不安定になりやすい、ということがこないだ読んだ本に書いてあった。頷けることだ。あとは季節の変わ…

大きなウソをひとつだけ

SF作家の不文律がある──物理学の法則を破るのは、ひとつの小説につきひとつかふたつまで、それ以外は現実世界を踏襲する、というものだ。 ────クリス・アンダーソン FREE第五章冒頭 おお! これ、どっかで聞いたことがある。 ちょっとニュアンスは違うが次の…

なぜ、スタートダッシュできないのか?

浅野先生のblog記事「良いデザインをするには(再考)は、極めてわかりやすい。引用されている記事もたいへん興味深いものだった。確かに目標へのアプローチは、スタートダッシュ型であることが望ましい。中一の息子には夏休みの宿題を、大物から早く手をつ…

自分の袋に入る分だけを取る

人にモノやコトを伝えるということの難しさを実感する 「通訳ダニエル・シュタイン」の中にこんな一説があった。(第三部70P) 不愉快な話さ。私は自分の見解を説明すべきだったが、できなかった。正直言うとね、ヒルダ、何を話すことができて、何を自分の中…

ベンジャミン・フランクリン13の徳目

避雷針を発明したベンジャミン・フランクリンの13の徳目。100ドル紙幣の肖像画らしい。どんなデザインだったっけ?ちょっと前に読んだ本に引用されていた。 ベンジャミン・フランクリン13の徳目(フランクリン自伝 岩波文庫>) 節制 暴飲暴食をしない 沈黙 余…

地球儀のルービックキューブ

「すごく気になって必死に探しても見つからない。 しかし偶然、あるとき急に解決する」 という問題があるようだ。 結果的に、それは、ただ、待てば良かったのだ。 しかし、なかなか最初からはわからない。 放置しておくだけで解決する案件は意外とある。 と…

簡単に得たものは簡単に失う

簡単に得たものは簡単に失う。 だから、努力は必要なんだよな。 初めからできるヒトって、失うことの重要性に無頓着。 ほら、オレよりあんなにうまいヤツが、簡単にデザイナーやめていっちゃうでしょ。なんで?ってよく思ったよ。

典型的な16の「数学の考え方」

ゲーム会社のデザイナーに、数学を基礎から教えるのに何か良いサイトはないかなぁと探していて見つけた。 分類・整理しよう 図や表にしよう 簡単な模型をつくろう 基準をそろえよう 数学のことばで表そう 小さな例で試してみよう 難しい問題は分割しよう 必…

見たときが買い

「迷ったら買い」という合言葉があった。 後輩のプログラマーであるNくんによれば、 「見たときが買い」だそうだ。 なんでも、彼はPerfect Grade EVANGELION初号機を買い逃したことを、今でも悔いているらしい。 はいよ。 今家にあるのあげるよ。 これぐらい…

後藤田五訓

先日の読売夕刊の「明石プラモデルコンテスト」左下に記載されていた。 出身がどの省庁であれ、省益を忘れ、国益を想え 悪い本当の事実を報告せよ 勇気を以って意見具申せよ 自分の仕事でないと言うなかれ 決定が下ったら従い、命令は実行せよ 会社も大きく…

創業者は普通の人間ではない

カップヌードルをぶっつぶせ! - 創業者を激怒させた二代目社長のマーケティング流儀作者: 安藤宏基出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/10/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 68回この商品を含むブログ (12件) を見る一人のカップヌードル好きな…

もやもやを吹き飛ばせ

先日、家族に誘われスヌーピーハッピーパーティ展へ行った。妻が化粧品を買った際にもらったペアチケット。小学生は無料。高橋留美子展と同じく物販が充実。 著者のチャールズ・M・シュルツがヴィデオで自分の制作姿勢について語っていた。 アイデアが浮か…

おそうじの日曜

今日もお掃除。金曜は日帰りのミッドタウン出張、土曜は朝からお稽古に行き、その後梅田と終日外出。というわけで、日曜ぐらいはゆっくりしたい。 朝起きて、仮面ライダーWを観る。Wを観るのは何週間かぶり。おかげでとても満足に朝を迎えた気がする。プリ…

まだ、心と体を切り離せると考えているのか

明日からまたうろうろしていてじっくりAVATARについて書くことがままならないので今日こそ書く。AOUはみなさん来てくださいね。お楽しみがいっぱいありますよ! 飛ぶ夢 まず、翼竜で飛ぶシーンが良かった。イントロダクションで「飛ぶ夢から覚める」記述があ…

ご破算のススメ

スタッフが何日もムダな苦労を続けているのを見ることがある。 そういうときは今のやり方を諦め、一度最初に戻り全てやり直すと良い。 結果、数時間で解決する場合もある。 再び、下記の本の紹介である。After Effects CS4 スタジオテクニック (DVD付)―プロ…

春の到来

息子の受験が成功裏に終わった。 ちょうど、私の仕事の締め切りも同時期で、どちらが先に終わるのかと、ダブルでピリピリしていたが、彼の方が先に決めた。 「老いては子に従え」ということか。 本当に自力で勉強をし、納得いかなければ親の助言を聞き入れず…

知らないし、考えない

一泊のあわただしい出張が終わった。 幸運なことに20時過ぎに業務が終わり、あわただしく乃木坂にチェックイン、すぐに荷物を置いて副都心線経由で池袋へ。同僚のMマネージャーと21時15分前にLABI1に到着。ガンダムフロアーへ。30分くらいフロアを回る。これ…

自分が自分であることの居心地の悪さ

〜略〜 フィールドワーカーとしての仕事は、とりあえず彼に「慢性の故郷喪失者」であることを要求する。どこにいっても民俗学者は「自分の家にいるという気がしない」。それがレヴィ=ストロースを惹き付けた。人は「自分が自分であることの居心地の悪さ」を…

現場で台風、それも千載一遇の勉強や

そんなもんね、人の一生にいっぺん遭えるか遭えんかわからん台風でしょう。そんないい経験またとはないことですよ。そうそう、そうや、千載一遇の経験でしょ。風が入ってくるねやから、軒先が風で煽られて動くわけですよ。そしたらこの建物がどういうように…