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本・雑誌

失敗できるありがたさ

竹の台総合新聞がカラーになった。 6ページ中、表1表4はCMYK4色で刷る予算を取ったらしい。 4色分解はずいぶん久しぶり。で先月の末あたりから、あがってきた版下をちびちび修正していたのだが、残念ながらあんまりうまくいかない。実際の新聞を見ると、色の…

座長の条件

本日の読売新聞朝刊・編集手帳を読んでいる。〝喜劇王〟エノケンこと榎本健一さんがあげた劇団の座長が備えるべき資質についての引用から始まった。 芝居がうまい 金銭に疎い 怒りっぽい 体力でも座員に対抗できる ───────私説コメディアン史(著:沢田隆治…

視覚の拡張

図書館でふと手にした「エクサバイト」という本。 この本は、ヴィジブル・ユニットというアイデアを核に書かれている。 仕様一覧 ヴィジブル・ユニットの特徴は下記のとおり。 額などに外科的に装着されたユニット。キャメラ、マイク*1と記憶装置が一体とな…

原作コミック版WATCHMEN

WATCHMEN WATCHMEN ウォッチメン(ケース付) (ShoPro Books)作者: アラン・ムーア,デイブ・ギボンズ,石川裕人,秋友克也,沖恭一郎,海法紀光出版社/メーカー: 小学館集英社プロダクション発売日: 2009/02/28メディア: 単行本購入: 81人 クリック: 998回この商品…

網野善彦著作集

網野善彦著作集が出ていることを発見。 岩波さんらしいなぁ。 さすがにこれを個人で全部そろえるのは、場所も予算も研究者でもないのでちょっと難しい。神戸市図書館のWEB検索によると、神戸外大図書館に所蔵とのこと。 やったね! 以前、外大と看護大は蔵書…

常識がないのはどっちだ?

読売新聞にはガッカリさせられる。 東京都は日本の首都である。 また、下水道は近代都市衛生の基礎である。いまだ下水整備のない首都だって世の中にはあるのだ。 日本を代表する都市の、しかも公共の都市衛生を代表する組織のマークが、間違ってしまった。そ…

容易に真似ること

(井吹は井吹なりに考えてふるまっているのだろうが、おれの悪い面ばかりを真似るようになった。凡庸な人間にできるのは、才能のある先輩のマイナス面を容易に真似ることだけだ。とはいっても、派手に動き過ぎたおれにも、責任の一端はある……) 氷川が瀬木を…

新聞雑感

再開した新聞を毎日見る。 以前のように、絶対に読まなくてはならないという気負いがなくなったのは、一回止めた利点だと思っている。 実際に新聞をとるという行為がないと気がつかなかったこともある。 ポケモンことわざ辞典 新聞のどこかにポケモンのこと…

マスキングテープの本

マスキングテープの本が面白かったのでご紹介します。 この本によると、テープの素材として従来使用されていた縮み加工したクレープ紙でない、「和紙」が取り上げられ、国内だけでなく、海外でも販売されているとのこと。(1990年住友スリーエム)和紙って結…

痛車マニア

モデルグラフィックスを買い忘れていたのに気がついて、4つある西神の本屋を順番に回る。 久しぶりにガンプラ(00ガンダム)を作っていて忘れていたのだ。 3軒目で発見。しかも最後の一冊であった。 特集は「痛車マニア」。 そういえば、そうだった。 西神で…

エースへの遇し方

打海文三さんの「裸者と裸者」に始まるシリーズ*1は、その第二部「愚者と愚者」から表紙イラストレーターが帝国少年さんに変更され、文庫本になった際には第一部の「裸者と裸者」までも帝国少年さんの仕事に揃えられた。 そのこと自体は、作品のテイストや、…

打海文三さんのこと

まだ入手できない 「覇者と覇者」がAmazonで購入可能になっている。 角川のHPでは29日の発売予定だった。おかげで出張中に六本木や品川の本屋さんを何件も回ったが、どこも入荷していない。地元に戻って、喜久屋書店を回ったが、先週末の金曜(31日)まで入…

覇者と覇者

確か今日が発売日だった気がする。 遺作、絶筆。 ランクリンシリーズをそっと思い出す。いつまでも続けることはできたとは思うが、終わりどきといえばそうだったような気がする。 果たしてどんな終わりを迎えたのか。 どうしても、見届けなければならない気…

独特の偏り

BECKを同僚のプログラマーに読ませた感想。 「あの時代を生きていた、独特の偏りがある」 80年代の後半、ゴリラーマンとAKIRAがやっていたころのヤンマガは、ぼくたちの高校時代を彩っていて、確かに独特な偏りがあったよなぁ。 それにしても9年の連載は長い…

Infographics Workshop 1

明日は渋谷で開催される「インフォグラフィックス」のワークショップにお手伝いとして参加します。 インフォグラフィックスとはinformation Graphicsの省略。ちょっと前まではダイアグラムとか言われていたんだけど、情報をわかりやすく視覚化して伝えるとい…

限界を超えた領域

「零戦」と「フィルム」 どちらも設計された工業製品なのだが、設計の意図を超えた使用を見つけ出し、それを武器に日々の仕事に取り組む男達のお話。 零戦 坂井三郎氏は第二次世界大戦での著名な日本人パイロットで、著書「大空のサムライ」は世界的なベスト…

無謀なカミングアウト

ブログには不思議な働きがあって、エントリーに書くことで、何か強制力が働く気がするんだよね。そんなに買うつもりのないものを、言っちゃったんでなんとなく買い、熱心にレビューを書いている自分に気がついたときの実感です。 まぁ、全世界に宣言してしま…

NATIONAL GEOGRAPHIC

どうでもいいけどモデグラは複数形、こちらは単数なのね。 というかgraphixは造語か。 今月号では恐竜の沼の話がすごかった。写真がきれい。ちょっと前の動物の認知の話は面白かった。結構本によって異なったことが書いてある。 子供のために定期購読なんで…

モデグラ

このガンダムは懐かしい感じがする。 久しぶりにガンプラを買いたくなった。 でも、ウオーカーギャリアも買ってないしなぁー。 勤務先の模型仲間と交換するため、毎月なんとなく買っている。 なんとなく買っているが、毎月それなりに思うところのある、つま…

トラ技・付属基板

最近、マイコンの載っかった基板付の雑誌が多い。おそらくは2007年8月号のトランジスター技術がその嚆矢だった気がする。勤務先で定期購読している雑誌を見ているだけでも、Interface (インターフェース) 2008年 09月号 [雑誌]Design Wave MAGAZINE (デザイ…

BRUTUS博物館特集

たまたま、「ポパイの時代」を読んだ前の週にBRUTUSを買っていた。 正直、BRUTUSは、ほとんど買ったことがない。いち消費者として「大人のクオリティマガジン」というコンセプトからは、まるで外れたターゲットだしね。 東大の博物館から入る導入には「なん…

六本木の朝

六本木「メイド・イン・USAカタログ」時代に平凡企画センターがあったビルを見に行く。 初夏の朝には独特の匂いがあると思う。虫の音やむっとした熱気の深夜のあの肌合いとは異なりとてもさわやかだ。個人的には、穂高の朝を思い出す。 「ポパイの時代」の巻…

マインドストーム

マインドストームと聞くとLEGO社のMINDSTORMSを思い出す人は、このブログの読者には多いと思う。いや、どうかな。案外、原典をご存知の方が多いのかなとも思う。なにしろ、「なかのひと」のアクセスログを見る限り*1たぶん3割以上が教育機関からのアクセスな…

本もあった

ぼくはくま作者: 合田経郎,NHKエンタープライズ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/12/09メディア: 大型本購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (8件) を見る本を読むと、遅くに帰ってくるのは「あのこ」とのこと。 お母さんじゃないのね。 なん…

印刷デザイン便利帳

私のように独学でデザインを覚えた人間には、本が師匠であり先生だった。が、今では、ネット上に実にたくさんの有用な情報がある。 かといって、すぐ参照できなければあまり意味は無いのでここにリンク。●印刷デザイン便利帳 図解DTP用語辞典 DTP玉手箱 社会…

The Bicameral Mind

大著「神々の沈黙―意識の誕生と文明の興亡」をやっと読み終えた。 この長い本を読み遂げるにあたり、私は「後記」から読み始めることをお勧めしてみたい。この後記は、初版出版10年が経過した後に書かれているため、著者が本書の記述に客観的な立場から補足…

clube tropico

ぼくが二十歳前後に、友達と作っていたコピーマガジン。 旅行に行ってはその体験を綴ったり、色々考えたことを書いたり、描いたり。 個人がメディアを持った最初の時代といえば、ちょっとカッコ良すぎ。パソコンもなかったしねー。あのころは。もちろんネッ…

まばたきで入力

価格が安いというのは導入障壁が低くていいですね。 小型化が進めば、眼鏡型情報機器への実装も可能になるよね。 こういうん、欲しいよなぁ。

脳が進化した原因

約4億年前:レトロボゾンが脊椎動物のゲノムに侵入 約2億年前:哺乳類共通の祖先が、高度な脳を発達させる機能を獲得

ロケテストの限界

回転木馬のデッドヒートを再読した。 読む前に期待していた、プールサイドである友人に再開する話は載っていない。たぶん他の短編集(中国行きのスロウボートとかね)だったのかな。 この本を読むのは20数年ぶりなんだけど、作品に触れたときに感じる味わい…