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デザイナーもビジネスマン

休みの日に一日かけて、この金曜・土曜と、色々お会いした指導教官の方や学生さんにずーっとメールを書いていてちょっと気になったことがあったのでエントリーを起こしておきます。


いただいた名刺を読みながら、ポチポチとアドレスを打ち込んでいると、プロバイダーや、各種命名規則から、当世のメール事情や学校の雰囲気、携帯キャリアの志向がわかってスゴク面白い。あぁ、今の大学生って、こんな感じなんだ〜って、ちょっと羨ましいよな、懐かしいような。
特に、すごくカワイイメアドは打ち込んでいて、楽しい。


だけど、ビジネスの場合、ちょっとマイナスになる場合もあるかもしれないんで、以下気になって点を箇条書きにしておきます。これはぼくの主観なんで、違うっていう人もいるとは思う。だから、そこら辺はお父さんとかに聞いて立体的に情報を確認すること。よろしくね。

  • 可愛すぎる名前 ぼくのカミさんはものすごくクマが好きなんだけど、仮にkuma-cyan-sukisuki@yahoo.co.jpっていう名刺をビジネスで使うって言ったら、ぼくは止めると思うんだ。保守的かもしれないけど自分の名前。必要に応じてスパム防止に乱数付加ぐらいが一番問題がないと思う。まぁ、ここでうけを狙いたいって言うのなら止めないよ。
  • スペルミス そう。これだ。デザイナーは現役である限り一生、スペルミスの悪夢と戦わなくてはいけない。だから電子手帳。エクセルやメールソフトのスペルチェック。イラストレータのスペルチェック等は最大限に活用しよう。本当にやってしまうんだ。ちなみに面接時に履歴書に記載されているメアドのスペルが間違っていたら、ぼくはかなり点を引くと思う。自分のことを棚にあげて、ひどい話かもしれないが、その場合、それが仕事なんだ。
  • lと1、oと0、uとvは書くと非常に間違いやすい 印刷でも書体によっては違いがわかりにくい。可能なら使わないことをお勧めします。ゲームのパスワード入力画面ではこうした形の似た文字を初めから使用しないように実装する場合も多いんだよね。
  • 印刷はくっきり読めるように デザイナーは特に紙に凝ったりするよね。気持ちはスゴイわかるんだけど、キラキラの紙に白で刷ったり、ホロシートに細い書体で書いたりするのは止めたほうがいい。まず読めること。経年経過にある程度耐えうる強固な印刷であること。名刺はインフォメーションのためのツールなんだから、情報を随意に引き出せなかったらお終いなのだ。仮にキラキラでやりたいっていうのなら、きちんと耐久テストをしたらいいと思う。そういうこだわりはデザイナーにとって大切なんで、成功にいたるストーリがうまく作れて説明できれば面接でのアピールポイントになるかもしれないよ。
  • ピリオドに注意 メールアドレスというのも当然規格がありそれに則り設計されている。ところが例外があって、プロバイダーによってはそのルール以外の名前が登録できてしまうんだ。だから、絵文字感覚でピリオドを多用すると相手によっては送れなくなることがあるそうなんだよね。デザイナーとしてプログラマーに渡すファイル名、レイヤー名、コンポジション名は、たいてい数字+小文字のアルファベット+いくつかの記号と決まっていて、これをルールどおりにできないと、あとでとてもみんなが困るんだ。特に記号類はそれを使っていいのか、いつも注意が必要だ。だからそういうことに敏感であることをアピールするためにも、ルールどおりの命名が良いと思うんだ。
  • 大手のプロバイダー これも、少しぼくが保守的過ぎるかもしれないんだけど、誰もが知っている、大手のプロバイダーの方が、あなたの信頼度は上がると思う。お金がないし無料のメールアドレスをって言う気持ちもわかるんだけど、ぼくはプロバイダー名や、サブドメインなどで、その人がどれくらいインターネットの使用歴があるかとか、どういう好みの人かを結構判断しちゃうよ。有料のサービスを選ぶとき、スパムやセキュリティに対してどういう手を打っているのか、ということから、現実としてあなたの信頼度を測られる可能性だってあるのだ。


もちろん、まだ名刺を持っていない場合もこれに気をつけて作ってみてはどでしょうかね。
以上、フィードバックしちゃうので、有効活用してね。