インター・トラフィックス
「新幹線の中では、エコノミー症候群にならないため、時々動き回ること。」
こないだの出張から帰って、むくんだ顔をしていところ、そんなカミさんの命令をうけ、名古屋〜新横浜間で列車をゆっくり往復する。
意外に発見は多い。
最終ののぞみでは、口をOの字にあけて寝ている人がことのほか多い。みなさんお疲れなのだ。実際、寝ていたら私も多分あんな感じ。
午前中の便はおきている人が多いかと思ったら、目をつぶって何もしない人がやはり多い。
9・10・11号車がグリーン車なんだけど、10号車のお弁当を食べている人の率が多いのはなぜか?予約発券の順番と何か関係があるのかな。
グリーン車のリクライニングは電動。シートは硬すぎもせずやわらかすぎもせず、なかなか良い感じです。やっぱり、仕立ての良い服を着た人や、贅沢に太った人が多い。
小学生の間では、お金持ちの家を「カネモ」と略すらしい。
新しい700系改に2度目に乗った。
座席幅が広いのはナゾ。エクステリアは変わっていないので、インテリアの実装が良いのか?
コンセントは窓側の足元。A席E席以外の人は、ちょっと使いづらいですね。
完全禁煙で喫煙ルームが何箇所かある。
禁煙車を掃除するコストを思えばこの豪華さもいずれペイするのかな。
タッチセンサーで開く。メロディが鳴る。ちょっと過剰な気もする。
カーブ式の自動ドア。蛇行する通路。
ユニット式のドア類。
非常に考えられているデザイン。
サインシステムの文字が従来より大きいのが目に付く。
高齢化社会への対応なのかな?
そういえば、関西の新型車両のサインシステムにも共通した文字の大きいという特徴があった。
「アイデアのつくり方」という本を時々思い出して読む。
観察の重要性についてこと細かに書いてある。
新幹線に乗る人の男女比は?
DSとPSPはどっちが多い?意外にPSPが目に付く。
ビジネスマンが使用しているノートパソコンの機種は何が多いか?
グリーン車では? グリーンでノーパソを使う人は意外にいない。
そういえば、横井軍平氏は、新幹線の中で電卓で暇つぶしをしている人を見てゲームウォッチを思いついたらしい。*1
そんなことがなければ、ぼくは今の仕事についていないし、世の中のエンターテインメントは今より少し貧しいことになったかもしれない。
早めの昼食をとる人は自由席では少ない。
列車の探検も楽しい。
子供にかえったような気もする。
「あと、継続的に水分を摂るようにね。」
思い出してミネラルウォーターを自販機で買って飲む。
16両を往復するのはかなり時間がかかった。
かすかなブレーキの制動。
まもなく駅のようだ。急いで、席に戻る。
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*1:飛行機の待合室という記述もあるので、良くわからない。でも、移動中の時間を潰すって言う共通項があるよね。