火龍園(fuanlongyuen)

ミッドタウン奥の夜景がきれいな店。
テーブルは石造りで、シックななかに豪奢な雰囲気。
ペラペラでスケスケのシャツを着て入店するのはちょっと気が引けるかも。
ぼくはけっこう気が引けましたが、高級ブランド店にどんどん入っていくのと同じ要領で堂々と入っていくことに決定。

おそらく中国の娘さんに、一番奥の席に案内され、椅子をそっと引いてもらう。
目の前に広がる夜景は一見の価値あり。

お目当ての酸辣湯はなく、「細切り豚肉と中国セロリのつゆそば」と「肉汁たっぷり小龍包」を食べる。どうもセロリなど匂いのきつい食材に目がない。そばは支那そば風の乾麺を湯で戻したようなまっすぐな麺。汁はあっさり目。具材も味が単調で半分も食べると飽きてくる。なんだか、残したくなったのだが、我慢して食べていると、途中で小龍包が出てきた。小龍包はなかなかおいしい。「日本でおいしい小龍包を食べれる確率」が少し上がった。そして麺に戻るのだけどやはりしんどい。たまたま、小龍包に付いていた黒酢の匂いが食欲を刺激したので小皿を取り麺に入れてみる。厨士の方ごめんなさい。
ただ、途端、汁に深みが出て、何とか最後まで食べきれた。

店構えに比べれば、ちょっとがっかり。
体調のせいもあるかもしれないので、なんともいえないから、また行ってみるけど。
会社で支給される大田胃酸とパブロンを飲んで、会計を済ませた。まだまだ仕事がのこっている。
やれやれ。

ミッドタウンにはもう一軒中華があるので、今週どこかで行ってみるつもり。こっちはもっとアットホームな感じかな。

●火龍園