tQy

弐ツ之秘境駅

秘境駅というものを皆さんはご存知でしょうか?
ぼくは知りませんでした。

Wikipediaより
秘境駅(ひきょうえき)は、山奥や原野など、人里から離れた箇所に所在する過疎地の鉄道駅を指した鉄道ファンによる呼称。もともとは、牛山隆信の作った造語で、「鉄道でしか行けなくて民家がほとんどない駅」のこと。横見浩彦は「駅しかなく、何もない、降りるだけの駅」と述べている。

上記で紹介されている代表的な駅の中で、関西では保津峡駅山陰本線京都市西京区 大学から近かったので。)へ何回も行った事があります。一度行かれたらわかりますが、あそこが京都市内とはとても思えないよね。


なんで、秘境駅なんて言葉にたどり着いたかというと、神戸電鉄の駅表示で、消された駅があったんですよ。均等なスペースからいって、明らかにこの修正テープの下に駅名の表記があったに違いない。こういう修正って、ものすごく気になる。いったいそこに何があったのか。

家に帰り、ネットで調べたらすぐにわかりました。

図で見ると、確かに鵯越駅と鈴蘭台駅の間に菊水駅があり、赤字で表記されていて「休止駅」注釈されている。

菊水駅

さらにWikipediaより転載

  • 1940年(昭和15年)10月5日 神戸有馬電気鉄道の駅として開業。
  • 1947年(昭和22年)1月9日 三木電気鉄道との会社合併により神有三木電気鉄道の駅となる。
  • 1949年(昭和24年)4月30日 社名変更により神戸電気鉄道の駅となる。
  • 1988年(昭和63年)4月1日 社名変更により神戸電鉄の駅となる。
  • 2005年(平成17年)3月26日 営業休止。

もともと、2時間に1本くらいしか停止しない無人駅だったらしい。
Googleマップにも駅としては記載されていません。道路はないし、村落もない。ゴルフ場とダムだけ。利用者新幹線沿いにある鈴蘭台下水処理場の職員と登山者くらいだったらしい。
ちなみに菊水は、菊水山や菊水紋を押された最中があったり、神戸ではポピュラーですね。

大きな地図で見る

●参考サイト
トピックス8〜身近な秘境駅、菊水山駅訪問

新有馬駅

さらに神戸電鉄の路線図を見ていると、もうひとつ赤い駅があることに気がつきます。有馬口と有馬の間。新有馬駅。そんな駅、あったっけ?

  • 1928年(昭和3年)11月28日 湊川駅から電鉄有馬駅(現在の有馬温泉駅)までの開通に伴い開業。
  • 1975年(昭和50年)6月15日 営業休止。

やっぱりありました。
"新"と付く駅から消えていくのは、何か余計寂しいですね。

大きな地図で見る

●参考サイト
長い休止の新有馬駅