tQy

Recette


北野のフランス料理店「ルセット」に行きました。
姉妹店の「レシピ」は以前ランチで利用したことがあるのですが、ルセットは初めて。お店の雰囲気はレシピがカジュアルダイニングだとしたら、ルセットは少し本格的な雰囲気です。
でも、スタッフの皆さんが若くて明るいため、そんなに形式ばった印象ではありません。いい感じです。
参考までに、今日のディナーを順番にご紹介。



アミューズがつきます。今日はトマトとパプリカのムースにカナッペです。何しろとても暑い一日だったので、きりっと冷えたトマトとパプリカのハーモニーには癒されました。カナッペもいいですね。
料理がゆっくり出てくる店ですので、ゆったりした気持ちで会話を楽しみたいところです。




スープはセットには含まれずに、追加でオーダーする形になっています。パンプキンの冷製スープもよかったんですが、写真の桃のヴィシソワーズは驚きの一品でした。ほのかな果実の甘みがとても新鮮です。きっとこの季節だけの特別な一皿なのでしょうね。
(ここまでキャメラの自動調整で撮影。次から電球色の補正を入れてみた。正確なんだけど情緒がないんだよな。できれば三脚で両方抑えて合成するんだけど無理だしね。食べ物は本当に難しい。)



メインディッシュは子羊(写真左)を頼みました。
同伴者の頼んだ牛肉の頬肉もおいしかった。
やっぱり牛肉は独特な風味があって、他では替えがたい気がします。



デザートにはチーズの盛り合わせを選んでみました。
7〜8種類の中から選んだのは次の3つです。

  • ラングルー ウォッシュタイプ 塩味が少し強目とのこと カマンベールでよくある風合い ブルゴーニュ
  • ロックフォール 羊乳のブルーチーズ いつも食べているソシエテ社に比べれば塩分は薄い
  • セル・シュール・セール 山羊のチーズ パッケージ写真を見ると以前食べたことがあった 味では、わからなかったな ロワール地方



チーズが好きなので悔いはないのですが、チーズ以外のデザートの人には口直しの小皿がつきました。ダイナミックな盛り付けの、カラメル付アイスクリームもおいしそうですね。




最後に生チョコやマカロンが供されました。細やかな気遣いですね。




こちらのお店は、オーナーや厨房も若い方が中心で、味付けがややしっかり目。
初回の驚きを越える2回目になかなかめぐり合えない中で、来るたびに新しい驚きを体感できる貴重なレストランだと思います。輝きと言うのは常に失われていくのにね。
なんでも、みなさん大変な勉強家で、前述のブランジェリー コムシノワのオーナーと勉強会を開いたり交流が深いそうです。やっぱり職人は一生勉強なんですね。

●参考サイト