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筋電義手のトレーニングをLEGOで行う(II)

───────9月10日に行いました、筋電義手トレーニングの続き。
LEGOの商品を選ぶ話が長くなってしまったので、分割しました。

ブロックはずしパーツって何?


今回、筋電義手ユーザーの二人には、このLEGOのブロックはずしを一個ずつプレゼントした。LEGOは組むよりはずすほうが難しい。山は登るより、下りる方が難しいっていうのに似ているよね。
この「ブロックはずし」は実に良くできたもので、はずしにくい部品の接合を簡単にはずせる優れものだ。
これはてこの原理で、以下のよう使用します。


現在入手できるセットでは以下に付属していますが、これは、バラで販売してほしいなぁと思う。

レゴ (LEGO) クリエイター トリケラトプス 4892

レゴ (LEGO) クリエイター トリケラトプス 4892


でも、通常考えればとっくに廃番になっている#4892がいまだに現役なのは、このブロックはずしが含まれているせいかな。これが現在のLEGO社なりの誠意というか配慮なのかもしれないですね。


このセットは3〜4千円程度で入手が可能。教材セットの選定時にこのセットも検討しました。そのときは、もうちょっと基本ブロックが多ければと思ったけど、実際に部品表を見ると半分近く基礎ブロック。やっぱり現行商品ではこれがオススメかも。今度、全モデルを組んでチェックしてみようかな。


ちなみにブロックはずしは、通常の部品で自作することも可能。ようは、板1枚分の厚さがあればいいわけです。こういう組み立てのための工具を自作するのも大切なことです。ただ、素材がブロックはずしにくらべて弱いというか割れやすいので注意して使ってください。


他にもブロックをはずす上でのノウハウを最初に簡単に指導しました。

工夫すれば必ずできる

トレーニングに使用した#4883の組み換えモデルは、事前に全てテストしましたので、絶対の確信を持って言うことができました。「できる範囲でがんばれ」って、よく言うけど、無責任だよな。工夫すれば必ずできるので、できないということは、工夫が足りないのです。あきらめたらそこで終わり。そういいきることが重要なんじゃないでしょうか。

権威付けも重要

これは、色々なワークショップや、ゼミでの指導をしてきた経験から思うのですが、ある程度の権威付けは指導を受け入れやすくするために必要だと思うのです。
今回はクマのモデルや「ブロック玩具で遊ぼう」という本、そういったことなどでプロっぽさの演出を行いました。

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