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恋愛と結婚

ワークショップとプロジェクトは違う。と、いうことが、ほとほとわかった気がする。ワークショップのアウトプットに、プロジェクト並のモノを希望的に予想していたんだけれど、どうもそれは違うみたいだ。という話を今日、チューブグラフィックスの木村さんとした。

「その場、その時に、創発する」*1ワークショップと、一定期間継続して問題解決にとりくむプロジェクトでは、アウトプットに差があるのは考えればあたりまえかもしれない。


スーパースタッフを集めたドリームチームを、寄せ集めデコボコチームが打ち破る事もある。っていうことは、何回かワークショップをやっていて気が付いた。けっこう、驚いたんだよね。


さらに今日、ワークショップで良いアウトプットをものにしても、そのチームがプロジェクトを成功に導く保証にはならない事も良く分かった。


瞬間的な発想力と、継続的にコンテンツとフォルム*2をつめて行くことは、チームという組織的主体にとって、異なる能力が必要というわけだ。


なにか「恋愛」と「結婚」に似ている気がした。


恋愛から結婚に繋がるように、ワークショップの結果がプロジェクトに結びつくこともあるかもしれない。けど、可能性は低い。失敗はきっと「世の失恋」ほどありきたりなことなんだろう。多産多死。


「なるほど、結婚していても恋愛対象になる異性の友人くらい、いた方が良いというわけですね。」
木村さんがおっしゃると、とても上品なのである。





いずれにせよ、半年以上にもわたる実験は、これで一区切り付いたのでは。みなさまおつかれさまでした。
わたしもたいへん勉強になりました。ありがとうございます。




参加者の皆さんのエントリーをリンク。
色々な視点で当日を振り返ることができるのは、とてもありがたいです。
次は、もっとプロジェクト指向のワークショップというものをやりたいなぁ。
鍵は、

  1. 「さらに、少人数」
  2. 「運営者がそれぞれ各チームへ参加」
  3. 「なにかしらもう一歩突っ込んだ目標設定」

あたりかな?
どうも即物的すぎるかもしれないけど。(2008/11/24)

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●参考サイト

*1: (C)寺沢先生<はこだて未来大学寺沢研究室>

*2: (C)山崎先生<Smile Experience>