海を越えた缶バッジ
缶バッジ再び
昨年のふれあい祭りで作った缶バッジを再び作りたいと、地域のHさんから連絡があったのが先月の頭。
防災訓練で、参加者に配布したいらしい。
以前発注したメール・見積書・版下をハードディスクから探す。大丈夫、発注先は健在だし、価格もかわりない。
「前と同じで良いですよ。」とのことなんですが、やっぱり新しいバージョンにしたい。そりゃあシルク版の方があがりはいいんだけど、小ロットは版をおこさないカラーブリンタ式。だからこそデザインは毎回変えたい。*1
自然、夜、コツコツ版下を作ることになる。
防災訓練
防災訓練は先週の土曜日にあった。あいにく情報デザインフォーラムで横浜に行っていたので、当日の様子を色々聞く。
何でも四川省からテレビ局が取材に来たらしい。国内のテレビの取材もあったらしいんだけど、ご覧になった方はいらっしゃるだろうか?
わが地域「竹の台」は国の安全モデル事業に指定されるだけあって、防災のための自主的な活動には皆さんとてもに熱心だし、地域外からの注目も高い。地震でたいへんだった四川省もそういった関係で来られたのだと思う。記念に缶バッジをお渡ししたのできっと四川まで行くんじゃないかとの事。四川は行ったことないなぁ。
無意識を鍛える
そういえば何ヶ月か前も、「市民防災リーダー研修」があり、消火器で水を撒いたり、ロープの結び方などを練習した。
いざというとき、こうした訓練が役に立つかはわからない。消防署の人によると、実際には、気が動転して、ピンを抜かずに消火器のハンドルを握ろうという人がけっこう多いと言う。
結局、無意識をいかに鍛えるのかということなんだなと思う。
先日の情報デザインフォーラムの講演で櫛先生がおっしゃっていたことを繰り返し思い出す。
「フレーミング」という「観察」を繰り返すことで、「リフレーミング」という「洞察」(次元の異なる意味の定義)に達する。
リフレーミングの起こる状況:「意識」→「無意識」
────────────────Kushi Lab.
合気道でも日々のお稽古でも、相手のどんな動きにも無意識に体が反応するように体を調整しているような気がする。
「アイデアの作り方」でも、無意識というフェーズは非常に重要だった。
「誰でもインタフェースデザインができるようになる理論・メソッドを意識的に学ぼう」と始まった冒険が、「一見、不効率だが正しい繰り返しによる無意識の鍛錬が重要」という解答だとすれば、いかにも良くできたメーテルリンク的なオチだなと思う。
●参考サイト
- 作者: ジェームス W.ヤング,竹内均,今井茂雄
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*1:黒一色は、あえてかわい子供向けをはずしたのを好きに作らせてもらったんだけど、「大人っぽくて良い!」と好評だったらしい。良かった。