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Quadro FX 3000

ヴィデオカードを中古で買いました。
自宅のパソコンは買って5年以上経つ古いDellのマシンなのですが、会社の同僚ではもっと古いマシンを使っている人もいます。一方で、とにかく新しいのが好きなで、毎年買っている人もいる。自宅環境は仕事とは関係ない趣味だとすれば、こういうのは2極化するもんじゃないのかなと思う。


私の自宅マシンはとりあえず購入当時はその時なりに目いっぱいメモリを積んでおいたので、使うアプリさえ絞り込めば今でもそこそこは使えます。ちょっとしたデザインや、休みの日にする基礎的な研究程度なら、HDの追加などまめにメインテナンスさえしていけばこれで当分何とかなるのではと思います。甘いかな?
ただ、3D系のツール*1は別。というのは、3Dの描画はヴィデオカードに搭載されている機能に大きく依存しているのです。例え最新のクアッドコアでも、ヴィデオカードが良いものでないと3Dの描画の要求が高いゲームなどはちゃんと動かない。専用の3Dツールもそういうものなのです。今まではあまり3Dツールを使うことがなかったんですが、最近はそうもいってられないので、ついに観念して自宅マシンに搭載が可能なヴィデオカードを調べヤフオクで購入。


といっても、実はQuadro FX3000もかなり古い製品。今なら、ゲーム用に安価で処理速度だけならもっと早いカードも色々あります。ただ、前述の3Dツールが安定して動くカードというのは結構限られています。しかもゲーム用と異なり使う人が少ないからとっても高価。さらにマシンのマザーボードにヴィデオカードを刺すスロットの規格も古いと、これでは選択肢がほとんどありません。


Quadro FX3000は価格が当時だいたい40万円位したハイスペックGPU搭載基板だったのですが、現在ですと1万円以下と驚きの安さです。ただ、数年前のヴィデオカードなんてお金を払ってもいらないゴミあつかいであることを考えれば、6年たっても中古でこの価格がつくというのは腐っても鯛といった感じ。
ちなみに最新版はQuadro FX5800。搭載ヴィデオメモリが16倍で最新スロットと転送レートもあがっています。で、価格は実売で40万円を越えるくらい。だいたいフラッグシップ機の価格というのはいつも同じなんですね。


さらにQuadro FX3000に関しては、ヴィデオカードを買うのも、そのヴィデオカードが搭載されているワークステーションごと買うのも、大差がないと知ったときは、正直ちょっとあきれたいうかちょっと驚きました。まぁ中古Windows機の値下がりっぷりに加え、前述の通りヴィデオカード自体が専門性が高いことを考えればそんなもんかもしれませんが。
思ったのですが、新品のヴォリュームゾーンを20万円くらいで固定資産にかからないように買い、3〜4年おきに買い換えるというスキームがある一方で、数年前のモンスターマシンを買うというのもあるなぁと思いました。Vistaに完全移行するここ数年のことかもしれないですがね。
もちろん、常に最高のワークステーションを買えればいいんだけど、そういう話にはとんと縁がないなぁ。


さて、この土日でヴィデオカードのインストールは無事完了。電源を供給しなくてはならないヴィデオカードというのも恥ずかしながら始めて。これがメタルギア制作と同じ会社の社員と思うとわれながら情けない。確かに「自分ができないことを知るのも知恵」だとは思う。ただ感情としてはツライものが残るなぁ。あがくのもまた人間のサガ。

*1:MAYA,3DMAX,XSIなど。