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神道夢想流杖術他沢山

今週のお稽古は、土日二日間ありました。
場所は両方とも芦屋体育館。土曜は雨でしたが帰りはやんでいたかな。体育館で借りた傘をやっと返せたんですが、あいにくの雨で濡れてしまった。申し訳ないです。

土曜日「諸手取り」

先週の岡田山でも諸手取りでしたが、畳が違ったりなんか湿気ていたりと、いまいち身体がしゃっきりしなくて不完全燃焼気味。
内田先生は新年度のせいか、とても丁寧に足捌きや転換を教えてくださいます。両手を上げて切り落としながら転換するやつ。五つのステップがあったけど何だっけ?

  1. 目付け(2畳ほど先?)
  2. ?上体の姿勢
  3. ?手、足を動かし始める?振り上げる?転換?
  4. ?振り下ろす手は、なんか障子をべろんと剥がすとかおっしゃってなかったかな??

憶えてないなぁ…。

  • 五つの入り方。一から四は、相手を引っ張らず、目標に向かって「あっ」と進んだら相手もたまたま巻き込まれて着いてきちゃった感じ。気にしているけど、気にしないのである。
  • 諸手で入る。切って、歩み足で相手の後ろに回りこむ。相手との距離は近い方が良い。
  • 同じく、切るが手を残し回りこんだ後で相手を後ろへ倒す。
  • 呼吸投げ 先週と同じ。手をブラブラさせた感じでにょろっと押し出して投げるので先週の槍のように突き出すのとだいぶ雰囲気は違う。
  • 次は相手が来るに任せて後ろを向き投げ落とす。相手を見ないのがポイント。
  • 上記を転換から入る。
  • 後ろに回りこんで二人二人羽織みたいになる入身投げ。いつものやつ。
  • 同じ方向に2回回る入身投げ。先週の入身投げ②。先週の方がうまくできた気がするので残念。
  • 四方投げ 裏と表。それに転換で入る場合。
  • 籠手返し 入身転換で入る籠手返し。正面から最短で入る籠手返し。つかまれる前に投げるのは良くわからず。前回の籠手返し①の短い方だと、目の前の手に重ねるように手を添え、相手の小指と薬指の間の付け根のくぼみを自分の親指で押さえ籠手返しに入る。もし、手をつかまれてしまったら、前回の籠手返し②と同じ。
  • 一教 諸手で入る一教は外の手、中の手どちらでも入れる(先週の日記を見ているとそうなんだよな。)と思うけどこの日はどうだったかなぁ? よく考えたら転換でも、入身転換でも入れる気がしてきた。ありゃりゃ。そういうことを今度から見ておけばいいのか。
  • 二教 諸手取りの二教は先週はなかった。入身転換で相手の横に回り込み、後ろから両手で相手の利き手を押さえ込む。そのまま前へ進めば表。手刀で切り落として転換すれば裏。

通常の裏表以外に、正面から組んだ手を蔓のように巻き込み、あいた手で相手の手の指の辺りを下へ押さえる。一瞬で行うこと。今日はこれが一番印象に残った。これも身体としては後ろに下がりながら手は前に出るという相反する動きが必要だった気がする。

  • 十字投げ?で身体を温めておしまい。


最後は、何かもっと投げ技があった気もするんだけど…
籠手返しと四方投げの順番は絶対に間違っているよな。

日曜日「両手取り」

珍しく日曜もお稽古。道衣は夜の間は部屋の中で、午前中ちょっと日にあてたら何とか乾きました。
今日は合宿に来られなかった方のための試験。試験の日はいつも両手取り。両手取りは利き手が左右どちらかわかりにくく最初すごい途惑ったんだよね。実際は手はあんまり関係なくて、足で見るとわかりやすい。逆半身。つまり鏡のようになれば良い。

  • 五つの基本捌き
  • 両手取りで入り際、相手の手首を切って、歩み足で相手の背後へ回りこむ
  • 同じく歩み足で相手の背後へ回りこみ、切った手を残し、導きながら相手を後ろに倒す。
  • 両手取りのまま表から入り、両手を持ったまま四方投げ? 裏も。柔軟体操っぽい。
  • 両手取りで入り際、相手の手首を持ち替えて四方投げ。裏も。
  • 両手取りで入り、入身転換から、四方投げ。裏も?
  • 両手取りで入り際、相手の手首を切って後ろに回りこみ、転換をして体位を崩し反対へ振りおとす入身投げ
  • 相手が自分の懐へ自分から転がり込んでくるように促す入身投げ。どうやって入ったかは忘れてしまった…
  • 両手取り籠手返し三種 ①入身転換 ②正面(で組む前につかんで落とす) ③斜め横に裁く これも先週と同じ。結局真上から見て、動く方角が違うだけなのね。
  • 両手取り一教 足を踏み変えて斜め後ろに下がってからかける。
  • 両手取り一教 利き手片手だけで技をかけてみる。相手を引き出し、やわらかく押さえ込む。「引く」と「押す」をほぼ同時に発生させると、受けては混乱し筋肉を弛緩させ万事に備える。そこを押さえ込む。
  • 両手取り二教 どう入ったか忘れた。二教は距離が短い。で、この場合逆半身だから、多分、利き手じゃない方は取らせずに相手の外へ体軸をずらしながら利き手を跳ね上げ、反対の手で跳ね上がってきた手をつかんで自分の鎖骨に押し付けながら二教の手で押さえ込み手刀で切り落とすのではないかと想像。もしくは両手を取られたら入身転換して、相手の後ろに回りこんで手を下に振り下ろして入っていくような気がする。うん、気がするだけなんで、今度よく見ておこうっと。

昇段昇級試験

5級の試験
  • 前受身・後受身・膝行・両手取り天地投げ・両手取り入身投げ・両手取り四方投げ・両手取り籠手返し・両手取り一教・相半身片手取り一教?・呼吸法、と、なんかそんな感じ。
初段の試験
  • 前受身・後受身・膝行・両手取り天地投げ・両手取り入身投げ・両手取り四方投げ・両手取り籠手返し・両手取り一教・までは同じ。あとは片手取りや肩取り、肩取り正面打ち、中段受け?とか色々。初段は遠いなぁ。

みなさん合格おめでとうございます。

神道夢想流杖術

杖の構えと捌き

  1. 逆手に持って左右に持ち替える。
  2. 手元の手の親指を外し、杖を立てていく。このとき親指と人差し指で輪を作る。杖はゆっくり背中側に倒れてくる。同時に前足を回転させ内側を前面に体を背中側へ向ける。このとき後ろ足の膝が前足の膝裏か脹脛の上方に乗る感じ。この体裁きは四方投げの表でも使う。後ろ足を前に出すと左右がきれいに入れ替わる。
  3. 前の手を反対側の鎖骨のあたりで手を開いて杖を支える。①人差し指側面②親指③反対の中指の三点のみ。①②を中心に回転を始めて③で重さを乗せて加速する。実際やってみるとはじくような印象。軌道はYZ平面上。(右図)

この最後の捌きを使う、ひとつ型を教えていただきました。

  1. [取:杖][受:刀]
  2. [取:右手に杖][受:刀]
  3. [受:左から三歩、四歩目で切る「エイッ」][取:かわして、水月を突く 左手で鞘を押すようにして上体をすばやく回転「サーッ」]
  4. [受:仕方なく中段で切る「エイッ」][取:上の3の構えから打つ「エイッ」]
  5. [取:飾り→鞘に戻す]杖が後から動き先に終う。
  6. [受:構えを解く]

刀についてメモ

  • 帯刀するときに刃は上。その方が抜きやすい。
  • 切っ先で相手の額から股間まで皮一枚をサクッと削ぐか、切っ先から三寸の「ものうち」という所で頭蓋を割るか、そのどちらか。なるほど、合理的。ちょっと血なまぐさいが。
  • 上段をそのまま目の前にすっとおろして持ってきたのが正眼?。右手が口元、左手が喉。
  • この場合の例は足軽なので足は開いて礼。
  • 軌道は平面状を移動する。

合気杖

合宿のとき習った21の手順の復習。うろ覚えの部分を修正できて良かった。

おまけ

最後に投げ技三種

  • 両手取り呼吸投げ 前足を斜め後に 両手は上下に
  • 両手取り呼吸投げ 両手を地面につける
  • 両手取り十時投げ 入身転換で入る

以上
今週はボリュームいっぱいだった。

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