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夏の子供ワークショップ


せっかく一日休んだので、夕方竹の台児童館のマルオ先生のところへ打ち合わせに行く。昨年に引き続き、夏休みに児童館でワークショップをしようと思っているのだ。


児童館の夏休みはたいへんだ。なにしろ夏休みは小学校はお休みになるんだけど、当然お勤めのお父さんお母さんはお仕事があるので、子供を一日中預からなくてはならない。暑い中、一日中一箇所にい続けることは子供にとってはたいへんな苦痛だろう。何か気晴らしがあった方が良い。


そういうわけで昨年、地域の新年会で竹の台のなにかと実行委員長であるカケイさんに「パソコンっぽいものを、どうか小林さん、お願いします。」といわれ「パソコン・ロボット」というLEGO Spyboticsを使用したワークショップを開催した。
時間もサラリーも潤沢にない人間が、共働きのお子さんのお世話を、有給を取ってまで行うという状況に、内心ちょっと不思議な感じもしていたんだけど、最近内田先生のお話を聞いていて、あぁこれでいいのだと腹に落ちた気がする。児童館という場所が、子供にとって、地域のアジール(避難所)であるのなら、その場所がより快適になるようにお手伝いするのは、共同体のリスクヘッジという側面からもおそらく間違ったことではないだろう。


さらに、今年は「パソコン・ロボット」以外にもうひとつプログラムを増やしてみようと思っている。
「タケくん」という竹の台のキャラクターの家族を子供たちに考えてもらったら、というアイデアを別の方から頼まれていたので、前々からやってみたかった「今の子供たちにとっての未来図」と組み合わせ、子供たちに絵を描いてもらおうと思うのだ。


「竹の台総合新聞」という地域の新聞をお手伝いしていると、ニュータウンの高齢化が今後大きな問題になってくることがひしひしと伝わってくる。うまく地域社会を再生しないと数十年後ぼくたちはきわめて高い確率で孤独死を迎える。そういうわけで「みんなでお葬式!」が、最近の編集会議で盛り上がっているキーワードなんだけど、やっぱり大切なのは、自分の老後よりも、これからの地域の子供たちのことだと思う。当然だよね。だから、子供たちがどんな未来を思い描いているのかを知ることで、地域の大人が彼らにどんな未来を準備している(多分無意識だろうが)のかがわかるかもしれない。
それを見てギョッとするか、フーンて思うか、わからないんだけど、それは間違いなく自分たち大人の意識(もしくは無意識)の写し絵であるわけで、その構造から考えて行けたらと思うのです。


あと、神戸の小学校は夏休みが1週間早く終わるとのこと。先月の新型インフルエンザの感染予防で学校が休みになった振り替えなんですかね。給食はなく午前中のみの登校だそうです。


遅ればせながら、昨年のパソコンロボット開催に関する記録をエントリーにまとめた。1日目はアップしていたんだけど、2〜3日目は書きかけで放置だったんだよね。こういう機会を作らないと結局何もしないのであった。

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