失敗できるありがたさ
竹の台総合新聞がカラーになった。
6ページ中、表1表4はCMYK4色で刷る予算を取ったらしい。
4色分解はずいぶん久しぶり。で先月の末あたりから、あがってきた版下をちびちび修正していたのだが、残念ながらあんまりうまくいかない。実際の新聞を見ると、色の使用はかなり押さえられている。使われる色もトーンは抑え気味。
ただ、4色にしたからには色を使った方が喜ばれるのでは?とも思うので難しい。
悩んでも仕方がないのでなんとか仕上げて入稿。
先週末に各世帯へ有志の手で投函された。
で、いきなりショックだったのが、自分のマンションのポストに隣接したゴミ箱に捨てられていたこと。しかも二部も…。
一瞬、しまった!と思う。
カラーになってチラシっぽくなったことが原因ではないだろうか?
発行にかかわっている皆さんは喜んでいるのでありがたいのだがデザイナーとしては「研究の余地あり」だと正直に思う。
でも、こうして小さな失敗を繰り返せる環境があるのは本当にラッキー。次への課題がいくつか見つかりました。
- ベタを少なく
- 10%程度の網を上手に使う
- 写真は良いものを大きく(カラーの価値は写真で)
イラストレーターの入力をしてくださる方への指導
- 表組
- 写真の補正(黒が甘い)
白黒のタブロイド版というのは、あれはあれで完成されたモノとしてのデザインなんだなぁと、改めて思いました。商売っ気を感じないから、安心して手に取るしね。
●参考サイト