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繰り返し作るとき、とるべき姿勢

2010のGWに書く。どんな映画を見に行ったのかについてメモ書き。観た後は色々書きたいが故に書けないんだよな。今ならラクチン。

やっと、週末に「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」を観ました。


「〜:序」はまったく気にならなかったのですが、「〜:破」は何となくざわざわしたので観に行きました。
見に行って、本当に良かったと思います。
制作がインディーズ系のせいのためか、三宮の上映はアート系の小屋で、スクリーンが小さかった。どこかもっと大きなスクリーンでもう一度見たいと思ってます。


リニューアルっていうことでは、ガンダム攻殻機動隊Ver2.0など、いくつか観に行ったことがありますが、そういうのとは、まったく違いました。
世界観やキャラクター、大筋のストーリーは踏襲しながら、まったく新しいものを作ろうとしていることがありありと感じられました。


15年前に地上波で放送された映像を、現在深夜に放送しています。
だから比較できるんですが、今見ると相当古く感じるんですよね。
で、その古さや絵がキレイになったというレベル(「〜:序」がだいたいここらへん。)ではないのです。


今後、アニメーションのリニューアルは(良いか悪いかは別にして)色々な形で繰り返されるはずですが、今回の作品が「あれは例外」となるか「あそこまでしないといけない」になるかで、アニメーション業界の進む道は大きく変わるのは間違いないでしょう。
ただ、あれが成立するのは、制作が独立系(株式会社カラー:庵野監督が作った制作会社)だというのが大きいのではと個人的には思います。大きな組織では決断できないこと多いですからね。残念ですが。


職場の所属コンテンツブランドが10周年を迎え、そろそろ最初の機種が色々な意味で寿命を迎える中、どこまでオリジナルに向き合い、それを超えていくかという視点で、大きく励まされた気がしました。


いや、感動したよ。