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着ぐるみの価値

先週の木曜日、仕事がひと段落着いた夕方、駅前のプレンティーへ夕食を買いに行った。
なぜかいつもより若者が多かった。ベンチに座りPSPでモンハンをしている。しばらく歩いて行くと謎が解けた。広場ではお祭りが開催されている。階段の上にピンクの鳥のような着ぐるみを見た。着ぐるみは遠くからでも目立つ。集客効果が高い。
着ぐるみについてつらつら思うことを書く。

ゲームショウの着ぐるみ


夏の終わりに東京ゲームショウがある。
ポップンミュージックのミミ&ニャミの着ぐるみを作った。なかなかいいものができたということだった。出展時に実物を見たが実にかわいかった。記念写真も撮った。着ぐるみには人を和ませる何かがあると思う。





昨年は塊魂の王子の着ぐるみがいた。ブースの後の方でデモ版をプレーしていると、肩を叩かれた。振り組むと王子だった。
一緒に記念写真を撮った。嬉しかった。



タケくんの着ぐるみ


地元の竹の台には「タケくん」というキャラクターがいる。これの着ぐるみがあるといいねという話になった。ある人が布を買ってきてがんばって作ってみたが、神戸市のゴミ分別キャラクターの「ワケトン」の着ぐるみにはかなわなかった。やはり、プロに頼んで作ってもらうしかないとこのとき実感した。
公演のゴミ掃除やラジオ体操など、地域のイヴェントの活性化には絶大な効果があると思う。
問題は予算だ。以前聞いた話では70万円くらいしたような気がする。


地元では、子供の通学を見守るパトロール運動を行っている。これは本来保護者がするのが筋だが、共働きの家庭も多いことだし、地域の子供は地域で育て面倒を見るというのも良いだろうという美意識からリタイアした高齢者を中心に活動が2年以上続いている。一方で、親が何もコミットしないというのも双方すわりが悪い。ということで一口いくらという形でお金を集め「竹の台子供安全基金」が生まれた。以前デザインした安全パトロールのプレートの制作費もこの基金でまかなったそうだ。
最近竹の台総合新聞に掲載された会計報告でわかった。それまで知らなかったのは、デザイン自体はボランティアで対価をいただいていないから。領収書とか書けばわかるんだけどね。


「竹の台子供安全基金」で、ぬいぐるみを買うのは理解を得にくいだろうなぁ。かわいいのができれば、子供も大人も喜ぶとは思うんだけど。

カエルの着ぐるみ

涼宮ハルヒの憂鬱というアニメーション作品がある。
とても人気があり現在第二期を放映している。
その中で「エンドレスエイト」というエピソードがあり、これが夏休みを何回も繰り返すという原作だったことから、毎週同じエピソードを放送している。ちょっと意味がわかりにくい人は、こちらのニュースをどうぞ。→えぇ、私も書いていて意味がわからなくなりました。


個人的には3回目くらいには、「えっ!」それはないよ。2回で終わるネタだろ、と思っていたが、最近はこれはこれでありなんじゃないのと思う。毎回の演出の違いは映像制作的見地からすれば貴重であり、見比べていて楽しい。プールや私服の衣装が変るのは、見ていて楽しいし、模型業界的にもネタが増えてよいのではないだろうか?
そもそも、映画にしろアニメーションにしろお話の筋に拘泥する志向は自分でも気になっており反省していた。もっと作品世界をじっくり楽しんでも良いのではないかと最近は特に思う。
そもそも「繰り返し」ということ自体、個人的な最近のテーマだし感じるところがある。
何よりも人気のない作品では、これほどリスクの高いチャレンジはできないだろう。お金や人気のあるときに、次につながる技術的チャレンジをするのは基本である。西神中央のきれいな町並みは、はっきり言ってバブルの恩恵である。



エンドレスエイトでは、Bパートの最初くらいでアルバイトのシーンがある。主人公たちはカエルの着ぐるみを着て風船を配っている。着ているのはこの季節なら地獄だろうが、見ていてこれほど癒されるものはない。あの太い手足のせい?いったいなぜだろうか。


ヤマザキ先生も着ぐるみのアルバイトを学生時代にされたそうだ。
良く覚えてないが、ぼくも何かこの手のバイトをしたような気がする。暑く臭いがキツイという印象が残っているので。