タンポ印刷の現場
オフセット、シルク、グラビア、軽印刷、巻物のラベル印刷など、印刷の現場はけっこう見学している方だと思うけど、タンポ印刷はいまだに行ったことがない。
文字面から「打包(たんぽ)」で転写するんだろうなぁ、とは思っていたがこのたびアルターさんのブログで貴重な現場の写真が掲載されていた。
●ALTER開発部“お仕事ぶろぐ”
────上記写真もこちらのブログから転載させていただきました。
タンポは、拓本を採るときに墨をつけて叩く道具である。書や絵をかくときの筆に当たる。漢字では「短穂」あるいは「打包」と書く。後述するように綿を丸めて球状にするところから、語感が似たタンポン(綿球)に由来する語と誤解されることがあるが、両者の間には特に関係ない。
綿などを布で包み、ボール状にして縛ってある部分を持ちやすいように棒状にする。昔は、かもじ(人毛)を真綿でくるんで紅絹(もみ)の布で包んで作ったが、現在はナイロン綿を目の細かい化繊布でくるんで作る。大きさは直径20センチメートルくらいのものから1センチメートルくらいまで用途に応じて作られる。一般に中国では固く括ったものが用いられるが、日本では比較的柔らかめのものが好まれる。
日本では、この形を流用して刀剣用のタンポが生まれた。これはタンポに砥石の粉末を内部に含ませて、日本刀の刀身を払拭するものである。また、槍術の練習用として、棒の先端にタンポをつけた「たんぽ槍」というものが用いられることもある。
────wikipedia「タンポ」より
時には待つことで解決することもあるのだなぁ。