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オモチャ三昧の一日

今日は本当に何ヶ月かぶりに、一日なにもないお休みでした。
朝食の後、ぼーっとプリキュアのBパートを見る。新しい4人目のキャラをやっと見た。エンディングのCGもあいかわらず良く動いている。
部屋を少し掃除していると、榊が萎れてきていたのでカミさんと六甲の恵みへ。ついでに図書館に寄って届いたリクエストの本を回収。
帰ると数日かかっていたハードディスクのバックアップもやっと終了していた。USB2にすればもっと早かったなぁと後で気がつく。机の下にもぐりこむのは面倒だったしね、と無理に納得。録画していた今日の殿とディケイドを観る。アマゾンか、懐かしい。
あみあみから武装神姫の大きなダンボールが届き、印鑑を押して受け取ったカミさんがわたしはこんなもの受け取りたくないと小さな悲鳴をあげる。ごめんね。


お昼を食べた後、カミさんがピアノの先生が2年に一度開催している発表会に出かけた*1ので、あみあみからのダンボールをあける。武装神姫がぎっしり入っており、ちょっとめまい。なんかおなかいっぱいな感じというか、500円と破格に安かったDMCカミュから開封。白間接や3mmリボ球がたくさん取れるとのこと。これが最安値299円だったのだからなんとも気の毒な話だ。基本どおりとりあえず2個買い。ヘビがいい。全部つなげて長くしてみる。うん、ヘビがイイ。


カミュのおかげでワンクッションできたが、さすがにこの数の武装神姫をいっぺんには開封できないので、ざっとあたる。それだけだが、非常に優れたアクショントイということを実感した。
もっとはやく入手したかったのだけど、そこは自社製品というか実にアンビバレントな気持ちだったのです。微妙に高いし。神姫破産したくなかったし。ただ、率直にいちオモチャ好きな人間としての視点から、プレイバリューは非常に高いので、価格は正当か逆に安いようにも思った。組み替え可能なアクションフィギュアは有形ブロックとして考えた場合、付属パーツの存在が大きなキモになる。それはリボルテック・アッセンブルボーグでもバレルスピーダーが売り切れている*2ことからも良くわかると思う。で、武装神姫は名前の通り武装パーツの設計と素体とのすりあわせが非常に高い次元で成立している。武装神姫は過去の一番良い時代のミクロマンを思い出させる。つまりは、最近のアクションフィギュアブームとは明らかに一線を画する商品郡であることを再認識した。と、言うようなことを今更ながらに実感したのでした。でも、実感は大事だしねぇ。


そういえば、前身のアムドライバーを企画していたのはマグネパーワーズのデザインをやっていた人だったと、某βミゼット関係の人に聞いたっけ。アムドライバーもトイザラスで大量に半額で売られていたときに買いたかったんだけどなぁ…。あれも良くできたオモチャでした。系譜というのは絶対的にあるよなぁ。アンビバレント
少し飽きたので、先週ケーブルテレビで録画したリドリー・スコットブラックホークダウンを見始める。数年前に会社でさわりだけ見て、続きを見たかったのだ。


そろそろ、米軍がやばい感じになってきた頃、小腹がすいたので、期限切れで放置されていた非常食の赤飯の缶詰を食べることにした。おそらく自衛隊の軍用レーションと同等品。以前世界の軍用レーションを食べるっていう本を読んだのだった。
沸騰したお湯で20分暖める。缶切りを探すのに手間取り、熱い缶と格闘しているとカミさんが帰ってきて実に気まずい。6時のはずが2時間も早い。不愉快そうな口ぶりにもかかわらず、親切にもコーヒーを入れケーキを出してくれた。うむ、ラッキー。


その後、夕方まで映画の続きを二人で観る。夜間の表現はグリーンと、後半に進むにつれリドリー・スコット色が強まる。徒歩でスタジアムに脱出するシーンは例によってスモーク。
「何かこの人、非西欧に対して先入観みたいなものがあって、ちょっとうっとおしいわね。」
オリエンタリズム。もしくは無意識かもしれないけど、植民地&冒険主義者的なメンタリティ。」


あぁ、そういえば、昨日の合気道のお稽古の後で、ミネソタから来た日本語が流暢な青年が日本にアドヴェンチャーを求めて来たって言ったとき、先生を初めみんなして日本に冒険はないよっねって苦笑してしまったんだけど、西欧人にとって非西欧は常にアドヴェンチャーの対象だったんだなと思い返す。もちろん、ぼくら日本人も、どこであれ海外へ行くのはアドヴェンチャーなわけだ。


映画を観終わったので、明日のお弁当の買い物に駅前のそごうへ。今日は殊のほか夕焼けが美しい。買い物を終え、酒屋で生酒を試飲し検討するが購入には至らず。本屋で時間をつぶし帰宅。夜が早くなった気がする。


夕食後、アッセンブルボーグにカミュから取った白リボ球を移植。白に統一と思いサイバーで組むが、公式サイトによるとそもそもバロンの初期ラフスケッチで白を検討していたらしい。スモーク暗灰青色半透明素材の乱反射のせいか、リボ球の色によって全く表情が変る。これもまた素晴らしいトイだ。歳を取るのも悪くない。いや、本当に悪くないのだった。邪悪之衆はいまだ開封せず。時間がないし、開けるのがたいへんだし、パッケージのまま見てるのが楽しくなるようなデザインていうのもある。あとはLEGOもちょっといじる。作りかけのプラモも。


何かこう、まったく好きなことしかしない一日。仕事のことを考えないって、こうでもしないとないなぁ。ぼくにとって本当に世俗を忘れ、没頭できるのはオモチャしかないように思った。これで精神衛生上不可欠という大義名分を得たような気がする。違うか。


ともあれ、明日からは非情の三ヶ月が幕を開ける。兎に角、やらなければならないことが山積み。まぁ、仕事だし、それで食べているので当然といえば当然なんだけど。
おかげで、今年は9月頭にあるヒューマンインターフェース学会の総会にも出席できそうにない。第4回情報デザインフォーラムも、申し訳ないのだけどキャンセルさせていただいた。色々な人にお会いしてお話しするのを楽しみにしていたので極めて残念。一方で、デザイナーとして現役であるということは有難いことでもある。


そんな感じで、おそらく年末にかけて不義理なことも数多くしてしまう気がする。ごめんなさいと先にあやまっておきます。来年の3月にはキレイなカラダになっているといいなぁ。

*1:師匠への義理は果たさなければならない。

*2:一応、3個押さえておいた。