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虚構と現実を混ぜたら虚構だよなぁ

MINT神戸にてプレゼントチケットにて視聴。
土曜公開の翌日のため、1時間前でほぼ満員。お客さんがアイアンマンなどと全く異なる年齢層に驚愕。そういえば、こういう世代も映画を観るのだった。忘れていた。おそらく原作を既読の山崎豊子ファンが大半なのかな?あの大著を1本の映画にまとめるということで、当時の世相や事故の状況を知らないとついていけない。後半から終盤は特にそう。でも、既読者が大半なら問題なかろう。
海外ロケにはJALをつかったんだろうか?機体は全てCG。ここら辺は仕事柄一目でわかる。おそらく使えなかったと見た。フィクションといえ、これだけ現実の題材を使って事実と仮想を混在して描けば影響は多いだろうなぁ。JALも時期が時期だけにたいへん。そういえば下げれない年金は特別立法だそうだ。まぁ会社を潰すよりはいいのだろう。
私が生まれた頃、サマーオブラブ当時、労働組合の要求の優先について。安全に直結する職場環境の改善より、賃上げが優先されたのは、現代の世情から見ると筋が通らないように思う。実感として今の給与で幸せに暮らす方策を探るのも大切な技術では。正直、基本給はあまりあがってくれない方が、良いようにも最近思う。業績に見合わないほど、給与が高い従業員を多く抱える組織が低成長で潰れて行く可能性は極めて高い。まぁそれも高度成長期が終わったから思えるだけなのだろうか。


当時の取材用機材は、中々入手しづらかっただろうなぁ。業務用光学機器は結構かさばるし、固定資産税がかかるから不要になったら即座に廃棄されやすいハズ。減価償却なんて多分しなかったと思う。先週デバベライザーの箱を発見して似たようなことを思ったのだった。


家に帰り、TVをつけると、同じ顔が。渡辺謙はカッコいい。若年性アルツハイマーの役。演技にそれ程幅は感じないがそれでも良い。施設を自分で見学に行くシーンを見て、ぼくらがこういう施設にお世話になる頃はみんな子供に戻ってガンダムのおもちゃで遊ぶのだろうか。いや今も遊んでいるか。