中段突き、二の杖と居合
久しぶりの「杖・居合特別稽古」だった。手元の資料によると9月末の合宿以降は10月4日以来になる。blogへの記述はない。一言二言でいいので、何か書いてあると記憶を思い出すトリガーになるのだけどといつも思う。実際に数行のコメントでも大事なことを思い出す例もある。つまらないと思っても、書くことは大切に思う。
というわけで、AVATORのことはまたもや先送りにして少々お稽古に関してログをつけておく。
中段突き
合宿で諸先輩方の昇段試験では拝見したことはあるが、お稽古では初めてだったのでメモ。
中段突きは相手(受け:技をかけられる方)が短刀を持って襲ってきたと仮定している。刃物は怖いです。このとき短刀は図のように持つ。刃は手前で下から円運動で相手の重要臓器に突き刺さる。直線ではない。良い子も悪い子も実際には絶対まねしないように。お稽古では短刀はなし。取りはこれをいかに捌くか。基本は下記3つの入り方から。
- 入身で相手の内側へ。相手が短刀を持つのと同じ手で捌く。
- 入身で相手の外側へ。相手が短刀を持つのと反対の手で捌く。反対の手も添える感じ。
- 転換で相手の外側へ。相手が短刀を持つのと反対の手で捌く。手は下からそっと跳ね上げる感じ。
杖
一の杖はだいたい憶えたと思う。
問題は二の杖。組みもあって今後さらに憶えることが増えそうなので、ここは正確に見につけておきたい。
- 上から取る。両手とも順手
- 先端をチョイと回して捌く。1回
- 突く。受ける。2回
- 手をいっぱいに、上、下、上
- 半身が変わって、先端をチョイと回して捌く。右、左、右
- 足はそのままで、撃って(ここあいまい)
- 右足を引いて、左手を離して、右手で杖を後に
- 突いて、受ける
- 前へ一歩、上段から撃つ
- 左足を一歩引いて、受ける、タイミング良く
- 手を持ち替えて、足はそのままで下まで打ち下ろす、もう一度右手で薙ぎ払う
- 受けて、前へ一歩、上段から撃つ
- 右足を一歩引いて、受ける、タイミング良く
- 手を持ち替えて、足はそのままで下まで打ち下ろす、もう一度左手で薙ぎ払う
- 左に杖を納める
- 下から打ち上げて突く
あと「和歌山の杖」は、和歌山の山寺に古来伝わる杖術ではなく、和歌山で先生が教わった杖ということ。ジャンプや八の字回しが勇壮。全くできず。
居合
今日はなんと先生の日本刀をお借りして練習。模擬刀とはいえ、刀身は鉄。重い。とても重い。横に払うのとか、手が筋肉痛。でも、血糊をはらう仕草が木刀だけでは絶対わからなかった。一度経験していると、木刀でもお稽古できるんだけどね。
武器を使った格闘ゲームを作る場合、モーション担当者は一度居合いのお稽古をしたほうがいいんじゃないかと思った。それくらい現物は違った。
練習の後、先生が新しい刀があるので、どなたかまだ居合刀をお持ちでない方に先ほどの刀を譲りますよ、とおっしゃった。たいへんありがたい申し出だったのだけど、以前カミさんが「木刀はいいけど、日本刀はちょっと」といっていたので今回は機会を葛西さんにお譲りする。みんなうらやましがってたな。
そして実は、先生から初心(有段ではない白帯)の方も、武器のお稽古のときは袴をはいてらっしゃい、と言っていただいたのだった。合気道では袴は初段からなので、何か偽物っぽいがありがたいお話。多分武器稽古は体術と違い、全身をくまなく動かすわけではないから冷えるのだろう。たまたま「注文したが届いたときはいなかった人」の袴を例によって安価でお譲りいただく。初段になった暁には、合気道用の袴を買ってねとのこと。それでもたいへんありがたい。
それと、以前書いた、「胴がまえ」は「胴づくり」の間違いだったようです。
こまめに修正しておこうっと。