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生涯で最も感動した展覧会

大阪最終日の前々日、金曜の午前中にもかかわらず、ずいぶん長い間入場するのに並んで待ちました。アクセルワールド読んでいたんで退屈はしなかったけど。

そもそもこの「最後のマンガ展」は、通常の展覧会のように「1枚の絵が一つの作品でそれが全部で何点あります」という展示ではなく、「美術館に足を踏み入れたらそこにあるもの全部ひっくるめて丸ごとが一作品」・・的な性質のものだと思ってます。

もう、本当に、その通りでした。


色々な展覧会を今まで観てきましたが、これだけ、パワーのある作品で、同時代かつ同国人の作家さんの作品を、共感を持って観るというチャンスはそうないのです。稀有といってよい。
おそらく、私の生涯ではもうないでしょう。
それがどうなのといわれれば、ちょっと困ってしまいますが、ああ、これを観れてよかった、これを観て感じるだけの感性(知覚的にも身体感覚的にも)を養ってこれたのは幸運だったな、と思います。日本人で本当に良かったなと。
なんか内田先生から偶然招待券をいただかなければ、絶対に行かなかったと思うと、ちょっと恐ろしい気もします。


それにしても、これだけの作品を、一人の人間が、数年かけたとて、創造してしまうことを考えると、ちょっとありえない気がします。何だか井上さん燃え尽きそうで怖い。


大阪で終わりだと思ったら、仙台が最後なのね。6月13日まで。行きたいなぁ…

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