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腕時計をあわせる

お稽古に少し遅れ気味かな?と左手首をかえす。
腕時計を見て、そういえば昔5分進めていたりしたなぁ、と急に思い出した。


私は時間に極めてルーズだったので、遅刻防止に時計を進めていた。進めてすぐは効果があったものの、しばらくすると進んだ時間に慣れ、以前同様に遅刻しだす。仕方なくさらに時計を進めるが、効果は持続しない。まったく恥ずかしい話である。あげくのはてには、一時間近く進んだ時計を持ち歩くことになり、それで本来の腕時計としての機能を果たしているのか?ということになってくる。
同時に「時間」という一種神聖なモノへの信頼感が失なわれていくような気がする。


ある時、これではダメだと思い、腕時計を日本標準時に合わせることにした。


考えてみれば、それからはあまり遅刻はしないようになった気がする。
まだ腕時計を進めている人はいるのだろうか?多分いるだろう。


最近は携帯で時間を確認するから腕時計は持たないという事らしい。だから、たまに凝った腕時計をしている人を見ると嬉しくなる。ご本人の隠れた趣味がチラリとかいまみえるようなときはなおさら。

『おしゃれ泥棒』でピーター・オトゥールがやったように、繰り返しアラームが誤作動すると、警備員はアラームそのものを切ってしまう。泥棒はそれからゆっくり仕事にとりかかる。
ここから導かれる実践的教訓は「アラームがじゃんじゃん鳴るような環境には身を置かない」ということである。
               ─────────越くんとリーダーシップについて話す

翌日の内田先生のblogにちょっと関係しているような記述があった。
確かに、普段からノイズの多い生活を続けるのは、あんまり良くないよね。
一方で、高ストレス下的リーダーになりがちな自分を反省するのだった。「昔はこれくらい普通だった」とかすぐ言いそうでイヤだよね。


でも、「何かあの人と組むとプロジェクトの失敗がないよなぁ〜」というのが、ヒットビジネスにおける良いリーダーシップなんだろうなぁ。めっちゃ、大きいヒットはなくても。そういうのは割と自信があるんだよな。