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夏のワークショップ1日目

今年も夏休みは近所の児童館でLEGO Spyboticsを使った「パソコン・ロボット」と名付けられたワークショップを行っている。今年で三年目。


つらつらと気がついた事を記しておく。

Windows7

最新鋭、といっても春モデルらしいが、私にとって充分最新鋭機のWindows7のノートパソコンを児童館は今年の予算で購入したらしい。なんというかとてもキレイ。筐体もGUIも。いまだにXP環境なんだよねうちは。
ただ、シリアル通信ができる機体は今後なくなっていくので、シリアルUSB変換ケーブルは全数準備しといた方が良さそう。
ソフトもいつまで動くかなぁ…

チームは個々のメンバーの能力より全員の気持ち

5〜6人の小学生で、一個のモデルを協力して作るのって、ちょっと無理がある。理想は2〜3人に一個あると良いらしいんだけど、準備できるパソコンの台数制限、そして2年生の子だとさすがに作れない子もいて現状の人数構成になっている。で、当然組み立てに参加できない子も出てくるわけで、最初はそこを随分気にしていて、役割を時間で区切って変えたりわりと真剣に対処していた。


今回は、ちょっと事前にギアの構造を簡単に理解できるようなブロックを人数分準備しておいた。それは結局使わずに(忘れていたw)いたが、後で組み立て中に参加できずにいた子に渡してみた。


チームへの参加意識をそぐという意味では良くないことだが、誰でも手を動かす体験を持つのはいいんじゃないかなと、ちょっとまったりと思ったりしたのだ。
案の定、チームの組み立てに参加せず遊びだしてしまう子も出てくる。ゴメンねチームリーダー。遊んでいる子は最初の意図と反して、コマや鉄棒人形など、どんどん作り出す。マニュアルどおりにやるのもいいけど、こういうハチャメチャなのも良い。S/N比は必ずしもクリアな方がいいってワケじゃないでしょ。


一方で、少しは遊ぶが、それでもチームの組み立てに熱心にかかわろうという子もいる。これは個人の資質もよるのだろうけど、どちらかというとチーム全体の雰囲気に依存しているようだ。チームのリーダーが小さな子にちょっと配慮があったり、その子もできないなりに組み立てに参加したいし、実際に些細ではあるができていることがそうした雰囲気作りに繋がっている。


結果、実際に作業している人数は変らなくても、チームとして全員がコミットしている場合と、そうでない場合では出来上がるまでの時間に大きな差が出た。ここら辺は条件をそろえていかないと正確な実験はできない。
それでも次のような仮説を持つに至った。

能力が低いメンバーを排除した能力の高い小数の人員のチームと、能力が低いメンバーを含むが全員の参加意識の高いチームでは、後者の方が生産性は高い。


でも、鉄棒人形のデキはなかなか。ドロップアウトもまた良し。と、個人的には思う。児童館としては教育上そういうのはまずいから、あとで参加の機会をきちんと設け丁寧に指導していましたが。

スライド

パワポはムーヴィーを埋め込みでそろそろ作り直しかな。