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夏のワークショップ2日目

2日目は例によって、各自作成したロボットを使った運動会。
ここはIRバンドが3チャンネルしかないことによって、4チームを3チームに編成替え。

練習は大切

今回は操作に慣れるための機会を正式に設けた。
各自指定のコースを一周事前にすることができる。
これによって、実際の競技時にコースアウトすることも少なくなり、ゲームとしても盛り上がった。練習をきちんとさせることは、操作性の向上に直結するため個人の満足度は確実にあがる。特に年小・女子には良かった。
レーザータッグの場合も、相手の正面に回りこんで撃つという、極めて難度の高い行為のため、従来は点数が入りにくく勝負が明確になりにくかったが、各自停止した敵を撃つ訓練をつんだことで技量は確実に上がった。
練習は素晴らしい!練習万歳!!

ゲームのルール

これは難儀した。各自の技量が上がると、マシンの状態が勝敗に影響する機会が増えてくることを思い知った。そもそも子供が作るだけに精度が低い。だから前日のワークショップ後、かなり綿密にメインテナンスをしていたつもりだったが、それでも走行中に軸がとれて停止し、レースに負けて泣き出す子がいたのには困った。マシンのメンテも勝負のうちなのでそのまま続行した。チューブの破損も目立った。これはそもそもの設計に起因するため、新モデル設計の必要性はさらに上がった。ゲーム中のアクシデントは、再ゲームにするとキリがない。ここは涙をのんでそのままの順位とした。スタート前に動作を確認を徹底すること。操作を誤り追突を繰り返すと壊れることを説明した。飲み込みの良い子達なので対応していたが、それでも納得できなかったかもしれない。
レーザータッグでは、レーザーの点が入りにくいため、追突でも点が入るようにした。それ自体は勝負がつきやすくなりよかったと思う。しかしギガメッシュのフロントSW部の部品が間違っており、ギガメッシュのみ点が入りやすかったのがフェアではなかった。ギガメッシュはスピードが遅い分踏破性や旋回性が高くこの手の競技に向いていただけに圧倒的になってしまった。前日のチェックで見落とした事を反省。

破損対策

組み間違い、破損分のパーツは必ず準備すること。
精度の高さに定評のあるLEGOだが、いかせん特にTechnicの稼動系部品は合いが重要であり、通常より高い精度を要求する。従ってそもそも合わない場合(意外とある)、連続動作による磨耗を考慮した予備部材は必須。

勝負へのこだわり

上記のように、なんかホント、レースの世界よ。買った負けたですごい騒ぎになる。でも子供らの勝負への執念には誠意を持って答えたい。準備が至らないところは本当にすまない。
彼らは他のチームの1位に対しても、素直に喜べない気持ちを正直に表明している。絶対に勝ちたいし、アンフェアは許せない。そのストレートさは感動的。大人になると「勝っても負けてもどっちでもイ〜で〜す〜」とか多いんだけど、そういう余裕は1mmもない。美しいよ、まったく。

自機種は固定すべきか?

チーム変えも含めて、ここは、悩みどころ。
理想は同じチーム、同一機種だろう。
ただ、現状は3バンド固定の問題で3チームに縛られる。そして4種のスペックの差があまりに大きく、レースが成立しにくい。
もうちょっと能力が伯仲した方が良いのだけど、そこは新モデルを設計しなおさないと無理だろうなぁ。新モデルはやりたいけど、本当に時間がないんだよね。

先生はそれでも偉い、ハズ

時間があまったので、再度レース。
6レースに入れてもらい私も参加。でもどべたに…。これホントに操作が難しい。
「先生、ホント?」と驚きと慰めの声がかけられる。
「自分で持っていて、なんで練習しないの?」


おとなはなぁ、色々あるんだよ。