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インフォグラフィックス ワークショップ 3|2010_11_20_log

〈インフォグラフィックス ワークショップ 3〉「麹町を時間旅行する」

開催終了。参加者のみなさん。講師のみなさん。お疲れさまでした。

今回の私の目標

  1. 答えを言わない、押し付けない。問題解決の本質は、常に問題意識を持つ本人の内面にあるはず。教育者はそばにより添い、気付きや決断きっかけ作りができればそれが一番良い。
  2. デザインプロセスを再検証する。調査・気付き・仮説・検証・フィールドワークによる生の情報・グループワークによる再構築・表現手法の精査・ユーモアなど、一連のデザイン手法を再点検。日常の業務を離れ、どこに勘所があるか、自分に何が欠けているか、どこが抜けやすいか、体を動かして再検証する。理論家と同時に無意識にできるよう身体化しておく。

今回の感想

  1. 自分の言いたいこと、気付き=情報部分と、それをいかに相手に伝えるかという表現部分は、分けて考えた方が良いのでは?もちろん例外はあるが。グループディスカッションでもこの2つは必ず別に聞いた。
  2. 条件を満たしているか?今回は、場所(麹町・番町)と時間の流れを感じさせるという条件があった。これを満たしているか?これも必ず確認した。
  3. 表現手法は「アイコン化」「ダイアグラム化」「チャート化」「グラフ化」「マップ化」があげられていたが、「マップ化」を選択する人が多かった。日本人の一般的な地図好き文化、普段からグラフィカルな情報に接している機会が多い結果か? 「チャート」や「グラフ」は人気がない。イリテラシー(文字読解能力)も重要だが、日本人に欠けているのはイニュメラシー(数理理解力)という記述を思い出す。統計やデータに強くなって欲しい。
  4. 実際、マップ化が一番画力を要し、今回のような手描きでの実現が難しい。評価が高かった2点は、共に「チャート化」だった。自分の能力を常に把握しておき、その80%位で戦うことが望ましい。上限は普段の訓練であげるようにしておく。

反省

  1. やっぱり、答えを時々言っちゃうよなぁ。だいぶ減ったとはいえ。
  2. 自分でも作ってみたが、木村さんに架空のデータとバッサリ。そうなんだよなぁ。定性データでグラフは作れない。定量データを取ることにもっとこだわらないと。本気で取れば取れるというお話。