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2011_03_06_log

  • 買い物と読書で終わってしまった。
  • もう少しモデリングの練習したかったなぁ…
  • 小津の本は面白かった。ちょっと抜粋。

ぼくの生活信条として、なんでもないことは流行に従う。重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う

「どうでもいいことは、ひとのいうとおりにするよ。」とか、「じゃあ、それで。」に繋がるなぁ。道徳も芸術も頷かされる話。

アメリカでは映画がすでに立派な産業になっています。日本ではまだほんの手工業的な域を脱しません。

中古のキャメラ、とにかく設備が悪い。台車もがたつくので完成度を考えると止め絵でしか撮れない。技術があれば、もっと違った映画を撮った可能性も高い。という考察。
なんか、ゲーム業界でもおんなじことをいっているような気がするんですが…
これは一種の普遍性のある構造なんだろうなぁ。

むかしはぼくらも五、六人でロケにいったが、いまは少なくても三、四十人のロケ隊だ。これだけの人数の宿舎を考え、輸送を考えると、ちょっとやそっとでは動けない。五、六人でもやってやれないことはないんだが、習い性となって、いまはやれそうにない。

発展や成熟とともに、こういうのはどこでも起こりえる。

観客をひきずっていくものは、観客の生理と結びついた映画感覚であって、技術の上の文法などというものではない。

UI設計やゲームの面白さについて、更新にノウハウを伝える必要性があり、文章にしたり、お作法にしたり、論理的説明を考えたりするのだけれど、結局はこれ。ドライブ感。生来の体感的なものなんだよなぁ。

小津安二郎 (岩波新書)

小津安二郎 (岩波新書)