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第7回 情報デザインフォーラムのお知らせ第7回 情報デザインフォーラムのお知らせ

〈第7回 情報デザインフォーラムの概要〉

今回のテーマは
災害から身を守り、情報を伝えあうためのデザイン

ワークショップ、講演、ディスカッションという流れで「情報を伝えあうためのデザイン」を考えてみたいと思います。


3.11東日本大震災地震津波原子力発電所の事故と、私たちは幾つもの災いの中にあり翻弄され続けています。


次の災害が襲ってきたときに、同じ不幸を再び繰り返さず、被害を軽減するために、私たちに何ができるでしょう。
目の前の出来事を情報に変えること、適切な情報を伝えること、そして情報を受けた側は取捨選択しながら正しく理解すること。
人間の側の意思伝達の流れは、水や電気と同じライフラインの一つです。
行動を左右する情報の力を巡って、何を、どう考え、どのように提供しなければならないか、ここにインフォグラフィックスが大きく関わります。


自分を守るだけでなく、他の人を守るには……
自治体や地域コミュニティ、企業、教育機関、家族が考えなければならないことが、今回のフォーラムを通して見えてくるのではないでしょうか。


なお、テーマ「災害から身を守り、情報を伝えあうためのデザイン」は、プロダクトを想定させる「災害から身を守るためのデザイン」ではなく、後半の「情報を伝えあうためのデザイン」が今回のキーワード。


奮ってご参加ください。(特にワークショップは20人限定ですので、お早目に申し込んでいただいた方がよいです。)

■テーマ:「災害から身を守り、情報を伝えあうためのデザイン」
■主催:情報デザインフォーラム・横浜デジタルアーツ専門学校情報デザイン研究室
■協力:神奈川新聞社
■日時:5月21日(土)12:00-19:00(開場11:30)

  ※ワークショップ参加者は11:50までに入館。
  ※一般参加者は第一部4の講演開始前、14:35~14:45にお越し下さい。

■定員:60名(ワークショップ参加定員 20名)
■参加費〈一般参加者〉:2000円(※懇親会費含む)

    〈ワークショップ参加者〉:3000円(※材料費、懇親会費含む)

    〈学生〉:無料(ワークショップ参加は教員の推薦が必要)
    ※身近にフォーラム関係者がいない場合はお問い合わせ下さい。

■参加申込:「こくちーず」でお申し込みください。
■お問い合わせ:上記「こくちーず」経由でお願いします。
■第一部:「災害から身を守り、情報を伝えあうためのデザイン」を考えるワークショップ[12:00-15:15]

 1、開催の挨拶とテーマについて(木村、上平) 12:00-12:10(10分)
 2、参加者によるグループワークショップ 12:10-14:10(120分)
 3、共有とまとめ 14:10-14:35(25分)

    休憩 14:35-14:45(10分)

 4、講演: 原田 泰様(千葉工業大学・准教授/デザインコンパス代表)
   「わかるための表現と伝えるための表現」14:45-15:15(30分)
    ---「情報を伝えあう」これまでの仕事の紹介/ワークショップのアウトプットを関連づけて---

    休憩 15:15-15:30(15分)

■第二部: 基調講演[15:30-16:45]

 1、講演: 中川憲造様(NDCグラフィックス代表)
   「スマートグラフィックス」15:30-16:30(60分)
    ---美と知とたのしいを併せ持つデザイン---
 2、質疑応答 16:30-16:45(15分)

    休憩 16:45-17:00(15分)

■第三部: パネルセッション[17:00-19:00]

  来場者同士のディスカッション、第一部のワークショップの作品展示と対話(飲食提供)

 〈パネルセッション参加予定者〉

  中川憲造氏(NDCグラフィックス代表)
  原田 泰氏(千葉工業大学・准教授/デザインコンパス代表)
  浅野 智氏(横浜デジタルアーツ専門学校・教務部長)
  上平崇仁氏(専修大学・准教授)
  木村博之氏(チューブグラフィックス代表)
  櫛 勝彦氏(京都工芸繊維大学・教授)
  小池星多氏(東京都市大学・准教授)
  小島健嗣氏(富士フイルム
  小林拓也氏(コナミデジタルエンタテインメント・デザインマネジャー)
  島村隆一氏(リコー ・スペシャリスト)
  寺沢秀雄氏(公立はこだて未来大学・教授)
  山崎和彦氏(千葉工業大学・教授)
  吉橋昭夫氏(多摩美術大学・准教授)
  他


■講演者プロフィール
■中川 憲造 氏(株式会社NDCグラフィックス代表)

1966年大阪市立工芸高校図案科卒業後、高島屋宣伝部を経て、1973年ボルトナッツスタジオ設立。1975年日本デザインセンター入社。1994年、グラフィックデザインの分野をアイデンティティ・デザイン、インフォメーション・デザイン、プロモーション・デザイン、プロダクツ・グラフィックス、そしてエンバイロメンタル・グラフィックスを統合する「株式会社NDCグラフィックス」を日本デザインセンターと共同設立。万国橋SOKOに本拠を構え、多面的かつ総合的に横浜のブランディングに取り組んでいる。銀座カリーや神戸コロッケなどのパッケージ、横浜チョコレート「赤い靴」など、横浜ランドマークタワー横浜赤レンガ倉庫などで販売するのグッズにとどまらす、神奈川新聞のリニューアル、バス路線マップなどの横浜の地図、企業広報誌などのダイアグラム・グラフ表現、国土交通省の標準案内図記号などのピクトグラムやサインなど、プリント媒体でも多角的にデザインディレクションする。人と人、人とモノ、人と環境のあいだにあるいろいろな問題をデザインによって解決する「気持ちのいい生活デザイン」がキャッチフレーズ。

■原田 泰 氏(千葉工業大学・准教授/株式会社デザインコンパス代表)

筑波大学芸術専門学群卒業後、凸版印刷リクルートセールスプロモーションや広告制作に携わる。筑波大学講師、多摩美術大学助教授を経て、株式会社デザインコンパスを設立。2008年4月から現職。グラフィックデザインを基盤とした情報デザイナーとして、実践・教育・研究を続けている。デジタル教材やWebコンテンツの企画・開発・インタフェースデザインの実践とともに、経験・知識の視覚化、情報の動的図解表現(DIG:Dramatic Info Graphics)、リアルタイムドキュメンテーション(ワークショップや会議の最中に、リアルタイムで記録をチャート式に記述してゆく手法)などの研究を進めている。