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50代からのサバイバル

今年から会社の定期検診が人間ドックに変わり、経過観察系の資料を手にかかりつけ医のスギちゃんのとこまで行った。もうかなりのご高齢のスギちゃんから「50代からのサバイバル」と題していくつかの教えを賜った。一月経つがなかなか実行できていない。

  1. 毎日の睡眠時間をだんだん増やす
  2. お昼ご飯は気分をかえて、ちょっとリッチなレストランへ 良いソファーとかでリラックス
  3. 午後は仕事を上手に配分して、30分位午睡をとる

50代からはサバイバルですぞ!と力説。ごもっともです。

乙女ギアの憂鬱

ロードバイクを夫婦で始めてちょうど1年。
ライディング・フォームのことやロードバイクに最適なルートについて、など少しずつ分かって来た。
初めての体験で驚きは多い。ただ先週知った「乙女ギア」ほど困惑したことはなかった。
この事について、しっかり書いておこうと思う。

みなさんは「乙女ギア」というものをご存じだろうか?
私は初めて聞いたとき「ああ、軽いギアね。確かに急坂でもっと軽いギアあったらと思うことはあったよ~」くらいは何となく想像はついた。
具体的には30~32歯ぐらいの、ギアのことを指すらしい。
なるほどね。女性でも急な坂を登りやすいから乙女なのね。ふむふむ。
そして、自分の自転車の仕様を調べてみる。

ALLEZ ELITE Cassette Sprocket Shimano 105, 11-speed, 11-32t

ええっ!
乙女じゃん!!

続いて家内の自転車を見てみると、

ALLEZ SPRINT DSW SL COMP Cassette Sprocket Shimano 105, 11-speed, 11-28t

なんと、乙女じゃない!!!
家内のロードバイクは街中のレース専用という事は聞いていたけど、ここまで漢っぽいとは・・・っと驚いた。

さらに、このいかつさは前側のギア(チェイン・リング)にも及び、52/36Tとなっていて、私の50/34Tより平坦な道での加速に向いた仕様になっている。
ちなみに、私のロードバイクは極めて初心者向けの設計なのです。だからギア比が幅広く設計されているのだと思う。

しかしフレームとかライディング・ポジションとかだけでなく、漕いだ時の出るスピードやギアチェンジの間隔が別物とはなかなか思いが至らなかった。
そして、[ギア比=前側のギア÷後側のギア]なので、後のギアの歯数だけでは判断できない。
ここらへん、機械なのだ。数字なのだ。直感的に理解しにくい。理解を深めるために図を作ってみた。
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六甲山を登っていて、何度も足をついたり、歩いたりする家内に対して、ぐいぐい登れてた自分。
男女の体力差はあって当然なんだけど、ちょっと上から目線だったのは間違いない。
しかしそれはおごりだった。マシンの特性だった。

そういうわけで先週から、乙女ギアは封印している。
ギア比で言うと、インナーの25と28の間が家内の28になる。従って28-32は使わず25までで六甲山を登っている。

ロードバイクを選ぶとき、「結局色で気に入ったのを選べばいいんですよ」って言われたんだけど、ずいぶん違うじゃんといまさらになって思う。
でも、1年前にこの話が理解できたかは実に怪しい。
チェイン・リングもスプロケットも実は結構簡単に交換できる。つまり気づけば後からいくらでも替えればいいという事なのかもしれない。
すこしずつ坂を克服している家内に、11-32のスプロケットへ交換してみたらといってみた。
「慣れたしこのままでいい。それにスプロケットを替えるとチェーンも交換だし、それならもっと他に欲しいものがある」

分岐点上のモデル


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作らなかった事で、強く思い出に残るモデルがある。中でも1979年発売の#920 Rocket launch baseはひときわ思い出深い。今考えると77年公開のSTAR WARSの成功が背景にあったのかもしれない。国内の発売はおそらく1981年くらい。宇宙シリーズは当時の私をひときわ魅了した。初期シリーズがやはり一番良くて、その中でも屈指のできであるこのモデルを私は買えなかった。

 

間違えたのだ。

箱のサイズや価格が同じだった#926 Comand centerが包み紙の中から出てきた時の驚きと失望は計り知れない。今はもうない枚方近鉄まで、中学生だった私は必死に貯めたこずかいを握りしめ、電車に乗って買いに行ったのだった。

そんなに必死なのに、肝心なところで抜けている。そういうところは、今でもあまり変わらない。

Comand center自体も地味なところはあるがよくできたモデルで、他のモデルと組み合わせれば良いモデルだったと今なら思える。

 

しかし、当時のショックは大きかった。

いつか#920 Rocket launch baseを作ろうと何度も思った。それから30年近く経って、やっと手持ちの部品で作ってみる事ができた。単身赴任を始めた時、2番目に作りたいモデルだった。全く同じパーツはない。それは構わない。多少色が違ったり、形状がないものは代用でも良い。昔からそういう方針だ。後でデジラで買い足しても良い。

 

これだけ思い入れがあったビルドにもかかわらず、思ったほど楽しくない。驚きだった。おそらく、同じパーツをデジラで買い足しても、高揚感はないのだろう。ebayなら16ドルで中古が、箱入りの新品ならその10倍の値段で売っている。それを組み立てても同じだろう。

 

モデルが古いから面白くないのか?それだけではないだろう。

遅すぎたのだ。あの時、子供の頃作らなければそこまで楽しめなかったのだろう。

 

情報としてはほぼ等価であっても、受け手の問題で全く異なったものに感じてしまう。ドウターチップで再生されたログナーを見た王様とか、死んだ娘を寸分違いなく作った博士とか、お話の例にいとまはないが、実感したのは初めてだ。

 

あの時購入するモデルを間違わなかった私は、#920 Rocket launch baseと共にどんな世界線に分岐して行ったのかはわからない。ただ、単身赴任に分岐したおれは、こうして過去の堆積物を無造作に捨てるのではなく、供養のような清算して行く機会を得たようだ。

 

http://lego.brickinstructions.com/lego_instructions/set/483/alpha-1_rocketbase