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昼下がりのキャッチボール


連休一日目
昼下がりにカミさんと図書館へ行く。途中西神中央公園でキャッチボール。うちのカミさんはスポーツ万能で、息子や私に昔からキャッチボールや走るときのフォームを良く教えてくれる。
私は屋内で絵を描いたり、オモチャで遊んだり、本を読んだり、コンピュータや電子回路をいじったりするタイプ(恐ろしいほど今と一緒w)で、運動はからっきしだったため、彼女にとっては極めてデキの悪い生徒だった。


だが最近、内田先生の合気道のお稽古で、術理・理合について色々とお聞きしている効果か、彼女の言うことがやっとわかってきた。

  • グローブは体の正中線で構える 可能な限り正中線で捌く
  • グローブからボールを右手で取ったり捌いたりするのは体の正面で(上丹田前で手業・手捌を行うのと同じ)
  • ボールを投げるときは、手を後に引く際は半身になり充分に引いて、半身を変えて手をまっすぐに振り下ろす(天地投げの体捌きと同じ)
  • ボールを投げるのは重心移動 上手に行えば全体重を乗せることが可能
  • 目付けを行う 常に必ず投げる相手の方を見る 頭は絶対にふらつかせない
  • 下腹部の腹筋を締め、同時にちょうど反対側の背中骨盤上部を真っ直ぐにする。それで、尻の穴もしまる(これもほぼ同じことをお稽古でいわれる)これは、日常生活で常に行う。
  • 上半身、特に肩や肩甲骨・鎖骨の辺りは脱力する。

身体運用に関しては、相手が人間である限り、基本は同じということなんだなぁと改めて納得。一芸に秀でたる者、武芸百般に通じる、とは言ったものだなぁと感心。


カミさん曰く

  • まずは反復を。正しい体の動きを覚えるまでは反復が必要。
  • それが一定になったら、理論を考えることを促す。
  • 指導者との相性で早く育つことはあると思う。

だそうだ。
確かに、デザイン教育でも、新人にプロセス論をいくら説いても全く伸びない。
まずは、正しいやり方を数多く真似するしかない。あとは良い作品や自然を観察するくらいか。そう思って、毎日、イラストレーターで日本の文様をトレスする課題を出すんだけど、誰も続かないんだよなぁ。*1私に指導者として権威がないことに原因があるんだろうなぁ。あぁ、相性か。


図書館に寄った後、仏式法要袋を購入。黄色い水引きか黒い水引きかで悩む。
こういうことにも慣れていかなくてはならないんだろうなぁ。

*1:なぜ、練習を怠るのか? と、聞くと、忙しい時期に業務以外のことをしていてはまずいかなと同僚に気を使うとのこと。わかるけど間違っているよなぁ。気を使うなら朝1時間早く来て練習してもいいし、そもそも頂点を目指す人間は孤独にも耐えなくてはならないのである。