カッサンドラー
わけあって、勤務先の同僚からいただいたウイグル獄長。鬼の哭く街カサンドラにある「カサンドラ刑務所」*1の獄長である。
不遜にもパーツ取りになるかなと受け取ったが、開けてみるとこのウイグル獄長、異様に造形が凝っている。顔の造形や塗装がスゴイことになっている。
なんだか仏壇にあってもいいような印象。
普通は、見ていて息が詰まるしコストも合わないので、重点的に注力するところと、抜くところを設けるものなのだが、これは「余すところなく」という印象。お腹いっぱいになる。こんなものが普通に販売される世の中になったとは…
同じくリボルテックのシリーズである、アッセンブルボーグを主催する内藤さんがblogで言っていたことを思い出す。
彼ら(海洋堂)が作っているのは「玩具」ではなく「模型」。だからメッキや透明素材より、全部塗装したいのだ、と。
アッセンブルボーグは通常のリボルテックに比べ価格が高い。だから造形がシャープなんだ。と、そういう単純な話ではないのだなとも思う。
当初の目的どおり、マント*2をアッセンブルボーグに着せてみるが、ウイグル獄長ほどのヴォリュームが出ない。下半身を少し組み替えてみた。なかなか納得する形にならない。相当時間をつぎ込まないとダメなんだろうな。子供のころは本当に繰り返し、繰り返しこの手の玩具で遊んだ。イテレーションを地で行ったものである。
だから、忙しい大人には辛い玩具なのである。
あと、アッセンブルと通常リボの表面のタッチの違いが気になる。ペーパーがけがしたくなる。こういうのは目が肥えてきたからか。ある意味不自由な話。子供の頃はそこまで気にせずガシガシ遊んだ。ダーティワークでOKっていうのが、イノヴェーションには必要という話を思い出す。だからパチ組みでいいのだ。そう言い聞かせる。自分に。
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