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言葉にできないショック


午後2時過ぎ。岡田山でのお稽古の後というのは、映画を見に行くのに最適なのだ。平日は仕事で難しく、日曜わざわざ電車に乗って三宮まで出るのは億劫。普段の土曜のお稽古の後映画に行くと、夕食に遅れる時間にしか帰れない。たまたまパルシネマでやっていたクロッシングを見てきた。


ハート・ロッカーより近くの国なのでより身近な問題として捉えられる。家に帰って、家族に色々と話してみる。家内曰く「現実はさらにハード」、息子曰く「ナショナルジオグラフィックで読んだ」、そうか。一番知らんかったんはオレなんやな。ポルトガル語学科だったにもかかわらす、戦後独裁政権が続いていたことを随分長い間知らなかったことを思い出す。エスタド・ノヴォそしてカーネーション革命

命がけのロードショーという煽りはいただけないなぁ…と思う。

こういう国だということは日本人は忘れがち。

そんな事件があると日本の大使館から通達が来るんですよ。その内容がひどくて、「日本円で100万円か1万ドル、現金で常に持っておいてください」って(笑)。「何かあっても大使館は何も出来ません。だからお金を配って南へ逃げてください。釜山まで来たら何とか軍艦出して保護してあげます」とかね。そんな通達が来る状況なら危機意識を持つじゃないですか。日本に帰ってきたらコロっと忘れましたけど(笑)。
           ────────元サムスン電子常務・吉川良三氏「サムスン電子の躍進に学ぶ、グローバル市場を見据えたものづくり」