tQy

ロボットマンに値するか

平成ミクロマンも発売から10年近くがたつ。もはや昔話といっていいかも。当時は会社を変わったばかり(3社目)で、生活がまだ不安定。おまけに子供も生まれたばかり。子供が誤飲しないようにLEGOは封鎖され、おもちゃに費やすお金を今ほど認められない、つらい時期だった。


そんな中、ミクロマンの復活はものすごくうれしいニュースだった。特に今回はマグネパワーズの名のごとく、マグネットジョイントをメインにした遊びが展開されていて、タイタンに始まるマグネモ好きとしては狂喜したものだ。


でも、上記の理由で、買えない。泣く泣くトイザラスのチラシからミクロマンの広告をはさみで切り取って、スクラップブックに貼ったり、店頭で無料でもらえる小冊子を何度もながめてはため息をつく日々だったのだ。


ふーっ。書いていて、何かものすごく悲しくなってきたゾ。いろんな意味で。


まぁ、続けよう。
ここはおもちゃについての私見を吐露する場所なのだし。
さて、中でも、衝撃的だったのが、敵・アクロイヤーサイドの、初回の大型玩具、アクロボットマンだ。

マグネモの中でも特に好きな8mm球をこれでもかと使い、3体が自由に合体可能と、まるで夢のおもちゃだった。
ドハデな配色や、ちょっとやりそうにもないデザインにもしびれた。これ欲しい欲しい欲しい。こんなに欲しいのは、8才のときのPN#3063 Brick 2 x 2 Corner Round 以来だよ。これ、今ならデジラでバラ売りしてもらえるんだよな。
アクロボットマンに関しては、その後、値崩れ(涙)していたときも、指をくわえて見ているしかなかったんですよ。


さて、そんなこんなで10年たって、ひょんなことでヤフオクで調べたら、結構安く買えるではないですか。早速入手して、休みの日に広げて色々遊んで見たんだけど、正直微妙。いや、デザインはいいと思うよ。カッコいいし。ただ、すごく遊びにくいのよ。3体あるんで、組み合わせだけで6通りあるように思うんだけど、そもそもカッコいいデザインになる組み合わせが決まっていて、それ以外はいまいちという感じ。個々のデザインを突出させすぎ。まぁ、全部の条件同じにしたらアルベガスになっちゃうしなぁ。バランス詰め間違ったのかなぁ。


もうひとつ、これは、2005年発売のマグネフォース*1にもいえるんだけど、マグネットのジョイント部分の保持力が弱々なのよ。昔はもっとガチッと止まった感じだったんだけど。マグネット自体は、希土系になって磁力は増していると思うんだけど何でだろう?
これって、鉄の受けの部分の摩擦が少ないのかな?だとしたら加工の問題かな?


あと、お腹のところに、アクロイヤーを格納できるのは知らなかった。忘れていただけかな?ロボットマンへのオマージュだと思うんだけど、これいまいちかな。仕上げがなー。


初代の結局、初代のロボットマンの名前に値するかというと「いや、違うね!」と即答できるんだけど、マグネモ商品としては、抑えておきたいというのが正直な評価。触っている分にはなかなかおもしろいですよ。山ほど購入したマグネーフォースとの合体遊びや、旧タイタンシリーズ、鋼鉄ジーグシリーズとの組み合わせもいずれして見ようと思います。
 
 
 

デザインは常木 志伸 氏 だそうです。最近では『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』とか。
そういえば、アムドライバーやってたというのも聞いたっけ。社内ではお会いできませんでしたが。残念。

*1:600円以下を見つけたら買うことにしている。何で売れないんだろうなぁ。こんなにカッコいいのに