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INVENTOR

WEBゲームについて書いていて思い出したんだけど、今まで一番印象に残っているのは、LEGOの「INVENTOR SAVES THE DAY」なのだ。(ShockWaveサイトで探せばもっとおもしろいソフトは多分あるけど、ここではそんなことは言わない)


これも、現在のLEGO社のサイトには実存せず、アーカイブの海へサルベージが必要だ。→


これねー。最初は簡単なんだけど、だんだん難しくなってね。隠しコースの最後の1問はいまだに解けないのよ。まぁ、ヘタレだね。
ちなみにこのゲームは、2003年発売のInventorシリーズ*1と同じ名前となっている。
おそらく、従来のtechnic系の要素を、Designer set*2なラインナップに落とし込むための実験的商品群と、その導入を思想的にサポートするWEBコンテンツという位置づけであるとぼくは判断していた。MINDSTORMSは素晴らしいが、誰もが取り組めるわけではない。金額的、年齢的ハンディキャッパーにも、何らかの形で、こうした商品を提供しようとする試みを繰り返すLEGO社には頬擦りしたくなる。(もちろんこの試みは失敗した。LEGOの商品展開の歴史に失敗はついてまわるのだ。)


手作業の妙の極地ともいえるLEGOという考えからすると、意外に思われることだと思うが、LEGO社はコンピューターやインターネットに早くから取り組んできた。本当に昔から取り組んできた。なにしろ、4.5Vの車両は、ホイッスルでON/OFFしていたエレクトロニクスの時代もあったくらいなのだ。


だから「手で触れるものしか信じるな」なんて言わないんだよ。本当のイノベーターは、絶対そんなことは言わない。ここら辺、日本の伝統企業や社会は、未だにコンピュータやインターネットにアレルギーを持っているように思える。

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*1:#4090,#4093〜#4095 国内ではクリブリ限定で翌年くらいに発売していた気がする。この手のモーターライズド系は、いつも日本国内では割を食っている。

*2:同年発売の#4101に始まるDesigner setの発売に関しては、ぼくは何度でもLEGO社に賛辞を送りたい。繰り返し、繰り返し。現在のCREATORは本来Designer setの下位バージョンだったLEGO Creatorと、上位バージョンのAdvanced Designer setの3者が2006年に統合してできたものって言う解釈でいいのかな。個人的には初期Designer setのいくつかのモデルはとても秀逸で、その後若干落ちた気がする。つまり、「基礎セット」テイストが減った現在のCREATORとDesigner setにはあきらかな断絶を感じる。それはバケツに全て任せていい仕事ではないと思うんだけどなぁ。