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弐台之旧車

1957MIKASA


1945年航空機製造の技術者たちが資金を持ち寄り創業した岡村製作所。オフィス家具製造で会社が安定すると、技術者たちは「動くモノ」への情熱を再燃させた。
国内初のトルクコンバーター
戦後初の国産飛行機「N-52」。
そして国内初のFFオートマティック車「ミカサ」。
しかしその夢は3年で終わったという。その後の岡村製作所がどうなったのか?実はぼくたちのすぐそばにいる。そう、お尻の下だ。


エルゴノミックメッシュチェア「コンテッサ(2004:ジョルジェット・ジウジアーロ


実はこのコンテッサを会社で使っている。有名なアーロンチェア(1994Don Chadwick,Bill Stumpf:ハーマンミラー社)に似ているが座り心地はもちろん異なる。日本人は国産を使うべしというのも一つの見解かなとは思う。体型や文化の差はあるしネ。一方で椅子の文化は欧米にはかなわないという実感を持つ。歴史は重い。*1

1955MesserschmittKR200


こちらの方がごぞんじな方は多いだろう。映画Brazilで主人公が乗っていたのも確かコレだった気がする。メッサーシュミット社も航空機を作っていた。戦闘機が好きな人はもちろんみんな知っている。


こちらは数々の合併や買収を経てEADSドイツという会社になっているという。宇宙航空軍需関連のコングロマリットみたいだ。


メッサーは有馬温泉のへそのような、中心の辺りにあるおもちゃ博物館の中に、これまた懐かしいミゼットとともに無造作においてあった。


ミサカが見たければ南船場へ行くと良い。御堂筋沿いにあるオカムラショールームで見ると、今では何だか場違いにも思えるが。それでも、実物には写真と違った何かがある。見る価値は十分にある。


何か後ろばっかり振り返っている"弐"シリーズは、実はまだ続くのだ。
ネタさえあればさくっと書けるしね。本当に書きたいことは、色々と手間がかかるのだった。

●参考サイト

○弐シリーズ

*1:全くの私見だが、実際に手で描くデザイナーは前傾姿勢を取る必要性が高く、リクライニング志向のコンテッサはハッキリ言って不評。だが手で描く人は少数だし減少傾向にあるので問題ないのかもしれないね。