新たな趣味
盛り上がっている。
どうもホームへの階段やエスカレータの端を起点に斜めに線が走っている。つまりは、この線に沿って、本来四角いタイルが斜めにカットされている。そしてこの線に沿って、ホームは少し波打っているのだ。地震の多い土地だし、ねじれの力を逃がす工夫かと考える。
さらによく見ると、タイルの平行とは微妙に異なる角度で、ホームを進む線を発見する。
何だ?この線は?いったいどこへ続くのか?なぜこの角度なのだ?
謎を解くため、線の先をおった。
線は途中さらに中途半端な角度で一回曲がり、
何で?
そう。気付かないほどわずかだが、ホームは曲がっていたのだ。
帰り着いた新神戸駅の改札口を出て、地下鉄に向かう途中にも、斜めにカットされているタイルを発見する。
そんなわけで、タイリングのイレギュラーな施工例を色々コレクションしていこうと思う。