tQy

ヤンマーコンバイン AJ218 SCALE 1/47

温泉に連れて行った両親が、義弟から預かったとミニカーを渡してくれた。

なんでも、自分で手がけた機種だそうだ。甥っ子たちは自分の父親が手がけた製品の模型を手にして、またそれが店頭で売っているのを見て、さぞ嬉しいだろうな、誇らしいだろうなと思う。そう思いながら両親のお相手をそっちのけで早速シールを貼る。意外に細かくピンセットもないので、旅館に備え付けのマッチ箱をあけ、軸ではさんだり押したりしながら位置をあわせてなじませる。
貼り終えたら貼り終えたで、色々な角度から眺める。見ていて飽きない。精巧なプラスチックモデルにはない、重さや存在感が愉しい。


義弟と正月に会って飲むのも楽しい。色々違う話の業界を聞くのは新鮮だ。出図など業務用機器を製造する関係上、意外に共通する事もあったりするしね。それでも、ぬれ落ち葉の上を歩くように、お互い詳しい開発の話はていねいに避けてしゃべるのが生業だ。開発員の性。
なんだかトミカづいた2月であった。

トミカ №066 ヤンマー コンバイン AJ218 (箱)

トミカ №066 ヤンマー コンバイン AJ218 (箱)