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匂いのインタフェース

加齢臭っていやな言葉だけど、年を取ると自分では気づかずに臭いで人を傷つけることってあるかもしれない。*1そう思ってAXEとか時々使っている。


で、今朝、長野から送られてきたリンゴを食べるとき、


「うっ」


となった。
AXEの匂いが、異常にきついのだ。


天然のリンゴの、とてもさわやかな匂いと、左手の手首にすり込んだAXEの匂いを同時に嗅ぐと、AXEの香りが途端に毒々しい人工的なものに思え、ものすごーく不愉快になった。


とりあえず匂いのしない右手を使い、さわやかなリンゴの香を楽しみながら食べ終えたが、後でこれはなんだったんだろうと、非常に不思議に思った。


視覚において、緑と赤が補色として、強烈な印象を与えるように、匂いにも何か関連性があり、その働きを分類したり、何らかの基準を基にマッピングすることができるに違いない。多分そういう研究をされている人もいるんだろうな。
だとすると、やはり嗅覚器官も、インタフェースデザインの対象になりうる。そんな風に確信した朝だった。


写真はリンゴでなくてみかん。葉っぱの付いたみかんって、絵では良く描いちゃうけど、実際に見ることってあんまりなかったので写真に撮りました。うちは結構な果物好きです。

*1:基本的に若いときから、気づかずに人を傷つけ続けてきた体験からもそう思う。