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無邪気な未来図

夏休みの児童館ででも、ぜひやってみたいものである。

そこでもう一度問いたいのだが、今のこどもたちは、半世紀前こどもだった私のように、無邪気な未来図を描くことができるのだろうか。もし、できるとすればそれはどんな絵になるのだろうか。実際に、こどもたちに未来図を描けと命じたことがないので、よく判らないのだが、私には、今のこどもたちにとって未来図を描けというのは、案外難しい課題なのではないかと思われる。(もし小学校で実際にやっているのならば、是非見学したいところである)
               ───────本末転倒の未来図。 - カフェ・ヒラカワ店主軽薄


小学生の息子がいる身としては、わりとファンタジックな絵が多いという状況になるんじゃないかなと思う。
そういえば、入社・入学希望の作品評価でも異様に龍が多いのだった。
おそらく、数千年後に、未来の考古学者が日本の図版を発掘したとすれば(恐らくそれはスコップとハケではなく、もっと電気的なものだとは思うが。)、90年代末期を境に描かれた龍が爆発的に増えていることに驚くのではないだろうか。彼らは「現実的なことに関心が低い」ようにいつも感じてしまう。豊かさの表れなんだろうな。


それとも、私のいる場所が単に偏っているだけかもしれない。
高校時代にWizardryに徹夜し、指輪をむさぼるように読んだ世代としてはずいぶん一般化した気がしているのだが。