ベンジャミン・フランクリン13の徳目
避雷針を発明したベンジャミン・フランクリンの13の徳目。100ドル紙幣の肖像画らしい。どんなデザインだったっけ?ちょっと前に読んだ本に引用されていた。
ベンジャミン・フランクリン13の徳目(フランクリン自伝 <岩波文庫>)
- 節制 暴飲暴食をしない
- 沈黙 余計なことを話さない
- 規律 整理整頓をする
- 決断 実行し達成する
- 節約 倹約し浪費しない
- 勤勉 時間を無駄に使わない
- 誠実 誰とでも公正な態度で接する
- 正義 公平かつ正直にふるまう
- 中庸 極端に偏らず温厚に接する
- 清潔 常に清潔を保つ
- 平静 常に平静さを失わない
- 純潔 欲望は控えめに
- 謙譲 信仰心を篤く
いいよね。極めてシンプル。
これがWikipediaだとこうなる。
フランクリン13徳目
- 節制 飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなかれ。
- 沈黙 自他に益なきことを語るなかれ。駄弁を弄するなかれ。
- 規律 物はすべて所を定めて置くべし。仕事はすべて時を定めてなすべし。
- 決断 なすべきをなさんと決心すべし。決心したることは必ず実行すべし。
- 節約 自他に益なきことに金銭を費やすなかれ。すなわち、浪費するなかれ。
- 勤勉 時間を空費するなかれ。つねに何か益あることに従うべし。無用の行いはすべて断つべし。
- 誠実 詐りを用いて人を害するなかれ。心事は無邪気に公正に保つべし。口に出で+すこともまた然るべし。
- 正義 他人の利益を傷つけ、あるいは与うべきを与えずして人に損害を及ぼすべからず。
- 中庸 極端を避くべし。たとえ不法を受け、憤りに値すと思うとも、激怒を慎むべし。
- 清潔 身体、衣服、住居に不潔を黙認すべからず。
- 平静 小事、日常茶飯事、または避けがたき出来事に平静を失うなかれ。
- 純潔 性交はもっぱら健康ないし子孫のためにのみ行い、これに耽(ふけ)りて頭脳を鈍らせ、身体を弱め、または自他の平安ないし信用を傷つけるがごときことあるべからず。
- 謙譲 イエスおよびソクラテスに見習うべし。
こちらの方が、おそらくは原文には近いような気もするけど、読みにくいし従う気になれない。魅力的じゃない。時代に応じて翻訳はアップトゥーデートが必要ということを実感した次第。
だいたい、「欲望は控えめに」とかいいよね。欲望は否定しないけど、控えめに。Amazonでポチッとかね、欲望に忠実に生きたいけど、ちょっと我慢。これならできそう。
ちなみに、この本に、
勝利のタイム・マネジメント―古代ローマのグラディエーターに学ぶ
- 作者: ハイラム・W.スミス,竹村富士徳,Hyrum W. Smith,フランクリンコヴィージャパン
- 出版社/メーカー: キングベアー出版
- 発売日: 2009/04
- メディア: 単行本
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- 作者: フランクリン,松本慎一,西川正身
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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