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.Sで2次元バーコード

.Sはドッツと読みます。
小さな色のついたピンを並べていわゆる「ドット絵」を作るという、トミーテックの発売する玩具です。
発売は2005年なのでちょっと前。当初はマリオなどファミコン時代のゲームキャラをそのままモチーフとして使用したものが多かったのですが、翌年からミッキーなどキャラクターも参入して、ユーザー層を広げようとしています。


ダイヤブロック忌憚(いきなり横道に…)
そういえばダイヤブロックも同時期にミッキーの立体(右写真)をやっていたよね。「ブロックパズル キャラビルダー ミッキ- CBD-01」という商品。同時期と思ったら発売はダイヤブロックのほうが数ヶ月先だったようです。
売り場では同時に見た記憶が残っています。



いつも思うんですがダイヤブロックの商品コンセプトはイノベーターなんだよね。
大型関節ブロックをLEGOに10年先がけて導入するとかね。


具体的には、LEGOバイオニクルの前身スライザー(写真右等)にボールジョイントが導入されたのが1999年でその後に大型ジョイントが導入されたのが2004年。対するに1990年初頭からダイヤブロックには変形ロボットが存在した。あれは圧倒していたよね。


ダイヤブロックはその後もドロイド系の素体(写真右等)をコツコツ売るなど立派な仕事をしているのです。ユーザーシーンも一時はすごい盛り上がっていたしね。ダイヤドロイドについては一度エントリーを書かねばと以前から思っているんですが、そのためには何かオリジナルビルドをと思うと筆が進みません。それなりの技術やセンスをビルドで見せなければマズイのかも!?という強迫観念が付きまとう。ブロックのレビューってホント厄介です。


一方でLEGOは華々しくEXOFORCEシリーズ(写真右など)を打ち上げ河森氏まで投入したけど去年で終了。コンテストを開催していたりビルドも盛り上がっていただけにとても残念。
ダイヤブロックは、ムシキングのヒットを見てすぐに虫のブロックを投入したり、大和やタチコマなどキャラクター商品をピンポイントで投入するなど、何気にポイントを稼ぎながらがんばっている印象をぼくは持っています。


ナノブロックも徹底しているところがいいですね。市場の評価はこれからだとは思いますが、興味深く見守って行きたいと思います。一方で、ドッツ的アプローチが新鮮だった昨年のLEGOモザイクシリーズ(右写真)。発想は良かったのですが、ミニマムな世界への徹底度は低く、それをサポートする新部品もないといった状態で、ちょっと食い足りなかったです。ぼくは部品表見ておしまいっていう感じ。


さて、ダイヤブロックは最近、「国産」を前面に打ち出したマーケティングを進めているようです。

食品偽装じゃないんだしブロックで国産?と思う人も多いと思うのですが、長くデンマーク製を謳っていたLEGOも、一部アジアで作っているものがあり、近年質の低下を憂う声を聞きます。個人的にはLEGOは欧州の香り立つ舶来のおもちゃ的な刷り込みでした。だからここはなんとかデンマーク製にこだわって欲しいのだけど、世界的なグローバルカンパニーになった時点でそれを求めるのは徒労というものかもしれません。ただ、amazonでの50%引きが常態化してくるとどうなるんでしょうか。二重価格が常態化する市場はユーザーの信頼を失墜させます。ファンとしてひどく先行きが心配です。


重要なことは、ブロックは勘合や色など、非常に品質を問う商品ということなのです。だから、そこは譲って欲しくないのでした。
や〜、なんか、ダイヤブロックで急に遊びたくなってきた。


ドッツの商品ラインナップを見ていたら、急に国産ダイヤブロックを擁護する話に脱線してしまいました。ダイヤブロックはもっと注目されていいブランドだと思うのです。
テーマやコンセプトも半歩どころか大きく1歩進んでいまいちメジャーにならなかった!っていうパターンも多々あったり。版権モノやロボットモノに古くから取り組んでいるところも、いかにも日本のメーカーらしい。テーマについては、時には大胆な剽窃も見受けられますが、自社ブランドのおもちゃとして、一定の噛み砕きは常にあるかと思います。


大きく話が脱線しました。2次元バーコードどころかドッツの話にもなっていない。元に戻さないとね。

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