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#4893 Revvin' Riders レビュー

初めて、LEGOの商品レビューをして見ようと思う。これで、やっと「おもちゃ」がテーマのブログっぽくなってきたかな?
といっても、すでに新商品ではなくなってしまったレゴ (LEGO) クリエイター・モーターバイク 4893だ。

遅れた理由

何でこのセットが作りさしのままほっとかれたかには理由がある。ぼくは、バイクのモデルは人型を乗せて写真を撮りたいのだけど、1/12位で、間接が良く動くアクションフィギュアが手持ちでなかったのだ。縮尺や体型があえば上に乗る人形がはだいたいなんでもいい。いつも使っているミクロマンだと小さくて、それ以外だと1/10を超えてしまう。だいたい150mmをちょっと切るくらいが位がこのセットにはあうと思うんだよね。

■ここで1年近くストップ。                       ■背の高いマグネフォースでも小さい。
そんな理由で一個作ったモデルをなかなか壊せず、半年以上の時間が過ぎたが、こないだの連休でやっとLEGOの整理が終わり、求めるサイズで素体を作ってみた。
なんか、だんだん面倒くさくなって、武装神姫あたりがちょうどいいかなと思っていたんだけど、がんばって作ったよ。

このモデルでジャストサイズかな。最初に作ったモデルだと少しオーバーサイズだね。


だいたいこんな感じ。他のモデルもまた作ります。

新しい部品を使用していること、そして同時に、セットの組み立て自体が、その新しい部品のチュートリアルになっていること

このセットが初出の新規パーツは、
■Electric Light & Sound Brick 2 x 4 x 2 with Revving Motor Sound and MdStone Bottom
Electric Light & Sound Brick 2 x 4 x 2 with Revving Motor Sound and MdStone Bottom
この部品はその名のとおりバイクのエンジン音が発生するブロックだ。この手のブロックは純粋なブロックの組み手からは敬遠される。けど、できたモデルを触覚や視覚以外で楽しむということは、遊びの幅を広げると思うんだよね。



■Electric Light Brick 2 x 3 x 1 & 1/3 with TrRed Top
Electric Light Brick 2 x 3 x 1 & 1/3 with TrRed Top
同時期に発売の# 4894-1: Mythical Creaturesに初出のこのパーツと似た構造のブロックだ。
だいたいライト&サウンドはいつもセットだよな。




あと、以下の2種のパーツは新パーツに入れても良いかと思う。
■Wedge 4 x 3 Curved with Cutout and Two Studs
Wedge 4 x 3 Curved with Cutout and Two Studs前年の小型のRACER*1にコックピットガラスとして初出。






■Wedge 4 x 3 Curved with 2 x 2 Cutout
Wedge 4 x 3 Curved with 2 x 2 Cutoutこちらも、Tiny Turbosシリーズにて初出。
本セットでの使用は、スケールがTiny Turbosシリーズと大きく異なることから、自然異なる使用方となり、組んでいてなかなかおもしろかった。



特にここ数年充実してきたカーブ系のパーツSlope Brick Curved Top 2 x 2 x 1Slope Brick Curved 3 x 1との相性のよさをうまく提案している。


その他のパーツ類はバイクのフレームを表現するため、technic由来のビーム類が若干大目だが、全体としてバランスが取れている。色は黒・黄・灰・赤・濃灰と、色目は大目。ここらは最近のトレンドなので仕方ないか。黒・灰・濃灰のグレートーンを上手にコントロールするのが本キットのパーツのみでビルドする際の注意事項だろう。黄色と赤はよっぽど意図がない限り1個のモデルで混ぜない方が良いぜ。
あと、バイク製作の必須パーツTechnic Motorcycle Pivotが2本入っているだけでも正直買いだ。最近収録セットがなかったんだよね。#4404 Land Bustershttpくらいか。


ユーザー層に応じた難度のモデルであるか?またそのモデル自体が次の難度へのステップアップの役割を果たしているか

実際に詳細な組図が付属するのは8種。うち難度は、×2・×3・×3となっている。各難度で一種づつ組んだだけだが、は6歳には若干難しいかもしれない。もちろん個人差が大きいと思うけど。や、では半ずらしなどをさりげなく使っていて、多少レベルの差を感じる。全体として、2輪車はギミックが細かい箇所に集中するので難度は高くなりがちなんだよな。

ユーザー層に応じたコストパフォーマンスの価格設定を行っているか

#439 Space Command Center3000円で小学生のメカ好きな児童を対象としたら、ぴったりのセットだろう。ぼくが小学生だった頃なら確実に喜んで、完成図だけのオルタネイティブモデルを必死に作っていただろうね。ちなみにぼくが10歳のときに必死に遊んでいたのは#439 Space Command Center(左写真)だ。確か2500円だったと思う。大金だったよな。当時は。

希なバイクキット

個人的にバイクのセットには思い入れがとてもあるんだよね。
歴代のLEGOのセットの中で、バイクをテーマにしたキットは、オルタネイティブを入れてだいたい30種類程度。4輪の数に比べれば、これは極めて少ない数字だと思う。その中でも、本セットは出色のできばえ。残念ながらぼくは過去のバイクのキットを全ては持っていないんだけど、組図はほとんど全てに目を通していて、手持ちの部品でちょっとずつ組むのが余生の楽しみなくらいLEGOバイク好き。だからこのサイズでこの密度感のモデルは従来なかったと断言します。LEGOバイクを作るのは本当に楽しい。*2
まぁそんなわけで、バイクのセットであること。個人的には、これだけで充分なのです。

唯一の欠点

欠点は相変わらず、バイクのタイヤとしては幅が非常に太いことだ。これはこのキットだけの欠点ではなくて、LEGOバイクモデル全体にいえることだ。

赤いIはタイヤの厚みです。
原因は約1/12スケールのバイク用のタイヤに、1/18の4輪のタイヤを流用していることにある。(良く使われるのがAね) 1/7スケールくらいのバイクのタイヤ(Dのサイズ)はキットごとにおこす習慣らしいのでまだましなんだが、今度はそのキット自体の入手性が悪い。Cはバラでよく入手できたんだけど、レーシーなモデルを組むには向かない。従って1/7スケールのバイクのタイヤはなかなか入手が難しくて、#8417を買いそびれたぼくは、同型のTyre 14 x 70 mm Futuristic'を含む韓国製の# 5219-1 Wheel Packを垂水のクリブリで発見してすごく悩んだ記憶がある。ぼろぼろの箱なのに確か5000円以上したはずで、タイヤ2本のために買うのはなぁーとずいぶん悩んだ。今なら即買いなんだけど、当時は本当にお金がなかったのよ。カタログを調べ、おそらく数年以内にtechnicで新型バイクが出ると予想して、そのときは我慢したんだよね。そうしたら翌年#8420 Street Bikeが発表された。あの時はうれしかったよなぁ。


ただ、直径が56mmで幅が15mmのタイヤを出してくれると一番いい。
つまり、Bの直径でAやCの幅って感じかな。それでスリックとダートを2種類出してくれたら文句ない。
2ポチ幅の車体で組むとそれくらいが一番組みやすいと思う。
皆さんはどう思いますか?

*1:Tiny Turbosシリーズ。良いセットが多かった。同シリーズは部品取りとして「多買い」の対象商品がいくつかあった。

*2:実際、好きが高じて、ブロックなどのミクスチャー素材で作ったビーグルを主人公機にしたムービーをこっそり作って全国のゲーセンでへービーローてションしたくらいなんだ。ウェッジやタイルを多用したら、みんなCGと思っていたみたいなんだよね。子供の頃LEGOで遊んでも最近のLEGOのパーツを知らない人は結構多い。そういう人に限って、最近は専門部品が多くて(ry ってみんな言うんだよね。