PaperPort Viewer
ひょっとすると、誰かの役に立つかもしれないのでまとめておきます。
7〜8年位前にペーパーポートというものを使っていた。
当時オフィスのペーパーレス化というコンセプトがはやっていて、あらゆる書類や資料を電子化することが求められていた。右の写真はそのための機械でこれをモニターとキーボードの間に設置しておき、必要に応じて紙を差し込むと自動的に電源が入り、高速でスキャンされた。
文字原稿だけでなく、手描きのサムネイルをぱっと取り込めるので個人的にはお気に入りのガジェットなのでした。
問題は、まだAdobeのPDFが今ほど普及する前*1だったためか、独自にフォーマットを囲い込む戦略を捨てなかったペーパーポートで作成された.max形式のファイルが、現在は全く読めないという事なのです。
調べたところ、このハードウェアは、もはや存在しないよう。結局、確か何社かの手を経て、最終的にオリンパスがサポートの打ち切りを表明している。→オリンパス発表
一方で、PaperPortソフトウエア自体は生き延びた。そう、そしてもちろん無償の簡易ビュワーも存在した。
複数ファイルは開けれないし、スクロールバーの移動にマウスホイールもきかない。別名保存も.maxのみと、全くダメなツール。.max→.pdfのバッチツールがあれば最高なんだけどそううまくはイカンね。*2
でも、これがなければ、あやうく長時間をかけてスキャンした膨大な資料がムダになるところ。超整理法的には、10年近くアクセスしなかったデータは捨てて良いはずなんだけど、どうしても見たい雑誌の切抜きがあって正月から必死に探す羽目になった。
個人的に、紙にプリントされた情報をデータ化する欲望は大きい。
かつてぼくも初めてフラットスキャナーを入手したとき、あらゆるスクラップブックのロゴマーク、画像資料をデータ化できる喜びに打ち震えたものだ。この試みはハードディスクの容量という壁に3日後にぶちあたり頓挫した。確か1993年のできごとだ。
ペーパーポート亡き今、大量にシート状の原稿を処理するにはScanSnapドキュメントフィーダーが定番だそうだ。アニメータの方も原画の読み取りに使用しているらしい。
FUJITSU ScanSnap(スキャンスナップ) S510 FI-S510
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