世界のアニメーション
本日某所で、気楽に仲間内で映像を見ることにした。*1
以下、つらつらと紹介。ちなみに長いやつは最初の方を10分くらいだけ観た。
power of ten
- 製作:Charles and Ray Eames
- 音楽:Elmer Bernstein
- 時間:08:48
前世紀を振り返るにあたり、ここらあたりからはじめるのが良いかなと。EAMES FILMS:チャールズ&レイ・イームズの映像世界 [DVD]のDVDパッケージのプラスティック製枕カヴァーは見積もりを取ったらめっちゃ高くて驚いた。さすがはgroovisionsと納得。伊藤さん達には、もうぜんぜん会わなくなっちゃったんだけどお元気なんだろうか。
いばら姫またはねむり姫
1990年日本(チェコと合作とか)
- 脚本・演出・人形美術監督:川本喜八郎
- 原作:岸田今日子「大人にしてあげた小さなお話」より
- 時間:22:00
日本を代表する人形アニメーション作家。氏の作品集川本喜八郎作品集 [DVD]から代表的な短編として。
Русалка(邦題:マーメイド〜水の精〜)
1996年ロシア
初期三作を収録したアレクサンドル・ペトロフ作品集 [DVD]では、ドストエフスキー原作の『Сон смешного человека』(邦題:おかしな男の夢)が個人的には一番の衝撃を受けたが、長さや構成のわかりやすさなど、こなれた三作目を見ることにする。
Street Of Crocodiles
1986年英国
- 監督・美術・パペットデザイン:ブラザーズ・クエイ
- 原作:ブルーノ・シュルツ「大鰐通り」
- 美術:ジョナサン・コリンソン
- 音楽:レシュ・ヤンコフスキ
- サウンド編集:ラリー・サイダー
- 制作:キース・グリフィス
- 時間:89:00
今回は、ヤン・シュヴァンクマイエルでなくお弟子さんのクエイ兄弟Brothers Quay: Shorts [VHS] [Import]から代表作をチョイス。京都での学生時代に、京都駅そばのルネッサンスホールや、パチンコ屋の2階のみなみ会館で何回も演っていました。なつかしいのぉ。
Kirikou et la Sorcie`re(邦題:キリクと魔女)
1998年フランス
- 製作:Michel Dutheil
- 監督:Michel Ocelot
- 原作:Michel Ocelot
- 脚本:Michel Ocelot
- 音楽:Michel OcelotYoussou N'Dour
- 日本語版翻訳・演出:高畑勲
- 時間:71:00
ジブリの翻訳・演出は実に良い仕事だったと思う。キリクの母親役の山像かおりさんの演技は感動しました。レンタルアップを近所のゲーム屋で買ったけど100円は安かった。こりゃDVDキリクと魔女 [DVD]で買いなおしたいね。
shadow puppets
- 製作:Chuch Gamble
- 監督:Chuch Gamble
- 原作:Chuch Gamble
- 脚本:Frank Muto
- 音楽:Tom Backus
個人的に非常に思い出の深い作品。デスクトップムーヴィーの技術的なブレイクスルーを実感し、自分でも映像が作れるかもと確信したのと同時に、こういう思想の深い作品は自分には絶対にできないと実感した、希望と絶望のないまぜの坩堝。でも、会社の倉庫でシーグラフのビデオを発見したときは狂喜したなぁ。
まぁ、ちょっと大きい画面&仲間内でワイワイ観たかっただけなんだよな。実際、観ただけで腕が上がれば世話はないんだけど、観てないと話にならないこともあるわけで…
だけど、最近はDVDが安くなった。どんどん買っちゃって、観るのがまったく追いつかない。こんな機会でも強制的に設けないとたまったモノが消化できないなんて… トホホとうれしい悲鳴。今はYouTubeで中身確認してから買えるしな。至れり尽くせりだ。